家族。《J.W》

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大毅side







にいちゃん部屋までタオルとか袋とか持って行ったら





望がベッドから降りたすぐのところでしゃがみこんでて、



その周りには照史くんとにいちゃんがいた。






どうやら吐いたらしく、



床には少しだけ吐瀉物があって



焦って取ろうとしたのかゴミ箱が倒れててゴミも落ちていた






大毅『タオル、もってきてんけど……』




崇裕『あっ、ありがとう。』





にいちゃんはタオルを受け取ると


望の手や口を拭いてあげてた


濡れタオルとかのほうが良かったかな……





智洋『袋……いる？』



崇裕『あ、ありがとう。もらうもらう』





智も袋を渡した。


なんにもすることがなくて、呆然と立ち尽くす二人。




なんかさっきまで奇声発してたのがアホらしい……笑



こんなに望がしんどかったんやったら



もっと静かにしとけば良かった……






崇裕『もう大丈夫そう？』



望『頷く)……ごめ……なさい』



崇裕『しゃあないやん、大丈夫やで？』



照史『泣かんでええのに笑』







涙をそっと拭ってあげてる照史くん


なんかお兄ちゃんらしいな……

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