【2j3j】君と目が合って好きだと気づいた (ページ22)

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伊波 side

昔から好きだった。きっとマナもそうだ。

ずっと隣に居たいのに彼女とクラスは別々で正直不登校になりたかった。でも人生そんな甘くなく登下校とお昼の時は絶対に会うと心に決め嫌々毎朝早く起き学校へ行くのだ。

｢俺ら今から部活動見に行くんだけどどうよ｣

｢ごめん無理これ俺の代わりね｣

｢返事早すぎやろ… ｣

｢俺がライくんの代わり…??? ｣

｢一緒に行く子がいるから。｣

1秒でも多く彼女の隣にいたい思い出を作りたい。今すぐ彼女の手を引き2人で時間を過ごしたい。だから友達からの折角の誘いを断った。

何故か納得いかない顔をしている彼らは放っておこう。遅くなってごめんね。今から行こっかなんて言いながら後ろを振り向くが自分より小さな女の子は見つからない。

どこかにしゃがみこんでいるのかもしれない

｢あれ、 A ？？｣

きょろきょろと周りを探すが姿は見つからない気配すらもない。一体何処へ行ってしまったのだろうかと焦る自分に彼女のことを見ていたのか知らないが友達は階段へと繋がる廊下を指さし言ったのだ。

｢ ……あっちに行ってたけど｣

何も言わず走ってしまった。引き返して言う暇はないし、まぁお礼は彼女が見つかってからでいいか