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人見知り×人見知りの会話について知りたいと思ったそこのあなた。
面白いことなんて何一つありませんよ。
「 それじゃあペアでこの英文を音読してみましょう！ 」
『 … 。』
「 … 。 」
雲ひとつ無い空の下の綺麗な大きい学び舎のある教室。
周りの子は楽しくペア活動をしているのに対し私たちは配布されたプリントを手に持ち体を向けあっているだけ。
相手はいるから自由ペアで友達がいない同士で組むよりはまだマシかもしれないが、
これもこれで地獄だなぁなんて。
このまま時間が過ぎればいいのにと思っていた。だけど先生から送られる早くしろよ的な視線に私たちは耐えれなかった。
「 て、天気いいですね… 」
『 …今日予報では雨降らないと言ってたのに雨降ってきましたけどね。 』
やっと振り絞れた言葉は天気がいいですね。ちらりと窓を開け見ると急に降り出す雨に教室はまた違うざわつきが始まる。私の声は届いていたのだろうか、アッ・・・なんて声を出しかたまる彼についクスリの笑みが溢れてしまった。
「 いやだってタイミング…… 」
『 んは、そうだね。佐伯くんもしかして雨男だったりするの？ 』
「 さ、さ、佐伯くん……。いやッ！！そんなことないと思う！！……けどぉ、 」
『 心当たりあるんだ？ 』
「 ちょっとだけ……。
そ、それより如月さん ？？ 」
『 ……はい？ 』
「 えっと……そのー、 」
「はい！！静かに〜音読は終わり！本文解説いきますよ〜みんなノートと教科書開いて！」
彼が私に何かを言おうとした時だった。先生からそれをやめさせられ結局彼が言いたいことはわからず授業を受けることに。
予習しているから私は頭にすっと入ってくるが隣にいる彼はそうでもないらしい。ん？？と困ったような顔をしていた。
自己紹介の時もそうだが彼は表情が豊かで見ていて面白い。
少し話をした感じとてもいい子なのが丸見えだった。彼の友達が羨ましい。彼と共に過ごす時間は楽しそうだから。
" …… 気になるなぁ、あの続き "
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作者名：ぱーぺに | 作成日時：2024年1月25日 17時
