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『 とりあえず家の中でゆっくりお茶でも飲みながr｢ 君！！今すぐその男から離れて！！ ｣ 』
｢ Aこっち来て！ 早く ！！｣
｢ せっかく仲良くなったのに…
どうして私たち二人の仲を引き裂こうとするんですか。 ｣
叶さんから伸ばされた手を取り彼の言うとおり彼の元へ行こうとするがそれは私の腰を掴み自身の方へ引き寄せ叶さんとの距離を無理矢理取らせた隣にいる男により邪魔をさせられた。恐る恐る斜め上を見上げるとそこには先程まで美味しくご飯を食べ可愛らしい笑みを浮かべるレオスさんではなく獲物を捕らえ怪しい笑みを浮かべるレオスさんがいた。
｢ 叶先輩。彼女はどれくらいの実力が？ ｣
｢ 基本魔法は大体全部教えてあるけど、魔力が完全にはないから少ししか使えない。こんな早くから狙われるなんて思ってなかったよ。 ｣
｢ それじゃあ彼女にバリアをお願いします ｣
｢ わかった。攻撃は任せたよ ｣
彼らが何を話しているか私には聞き取れなかったがレオスさんは聞き取れたのか片手を白衣のポケットに突っ込み何かを探しているようだ。そして叶さんは私に向け何かを叫び叶さんの隣にいる片目の男は片手を前に何かをぶつぶつと唱えている。
｢ ちょっとちょっとちょっと！！2対1はズルいでしょーよ！！もー仕方ありませんねぇ、Aさん少し失礼しますよ ｣
｢ …？？まさかレオスくん …！！ 叶先輩バリアはまだですか ！！ ｣
｢ もう少ししたら貼れる！！ … A！！ ｣
彼が何かを唱え終えた頃には私とレオスさんの足元には魔法陣が出現しておりそれを見たレオスさんはポケットに突っ込んでいた手を出し私の目元を大きな手で覆ってしまおうとこちらへ手を伸ばしていた。
｢ 残念でしたねぇおふたりとも。私の勝ちです。また新しいデータが取れそうだ … これで……これで … ッ？！ ｣
彼に視界を奪われるまであと数センチ。
最後に見たのはこちらへ手を伸ばす叶さんの手。
私らその手を握ろうと手を伸ばした。
伸ばした手は周りにある魔法陣から出現してきた泡に触れていたらしくその泡は物凄い光を放った。
｢ …これは、もしかしてッ！｣
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作者名：ぱーぺに | 作成日時：2023年12月2日 10時
