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叶side
オリバー・エバンス
彼はこの土地エデンで産まれた普通の魔女であり魔女狩りによりこの世を去った1人であったはず。
普通の魔女は前世の記憶を、いや元の姿のまま転生すると聞いたことがなく彼の姿を見た時僕の名前を口にした時は驚きを隠すことができなかった。
本当の位を隠していた？それとも実は生き延びていた、
いやそんなはずはない。
確かにこの目で彼の最後を僕は見た
じゃあ何故 、
「 …… メシアが現れたんですね。 」
「 彼女に何者かが近づこうとしている。
今すぐ帰るべきだ 」
彼は教授という職をしていたためメシアについて知っているのはおかしくない。
おかしいのはメシアを見ていないのにメシアがいるとわかっていることだ。
僕はこの街でメシアについて話したこともない。そして結界が破られた痕跡も今のところないのだから。
頭の中がハテナだらけの僕は彼をとにかく警戒するしかなかった。
「 何でそこまで知ってるのかな。
…… 何かあった時のために結界を張ってい「 結界を破る事ができる人物を知っています 」
何が言いたいの 」
「 今すぐ帰るべきです。じゃないとメシアが危ない。」
「 そこまで言うなんて珍しい… 。まぁ、聞きたいこともたくさんあるし着いてきて 」
彼の手を引き路地裏に入る。何か攻撃を仕掛けて来るかもしれないと思い戦闘態勢をするが特に何も起こるはずがなく彼の目的が見えずただ混乱するばかり
その時だった。身体に痛みが走り僕は彼の目の前に蹲り彼は慌てて駆け寄り背中をさする。
まさかと思い袖をめくり手首を確認する。結界を貼ると身体の何処かにマークがつくようになっているのだが、そのマークが薄れていってるのだ。完全に消えてないということはきっと結界のどこか一部分が崩壊したということ。つまり侵入者がいる。メシアが危ないのだ。目の前にいる彼の予想はあっていた。
「 先輩早く！！ 」
「 わかってる！！ 飛ぶから僕に捕まってて！ 」
" dance of the wind "
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作者名：ぱーぺに | 作成日時：2023年12月2日 10時
