約束覚えてますか…？【wrwrd!】【rbr】 (ページ3)

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貴方は変わらないページ3

貴方はあの頃と変わっていませんね
人目でわかりましたよ……
でも貴方は私だと気づいてくれません

少し嬉しくて、とても悲しいです

あの日から約６年経ちました
だけど彼に会うにはまだまだで、私はこれで満足出来ていなかった
もっと可愛くなってからロボロさんと話をしたい
だって約束したから、大きくなって可愛くなって会いに来てねって

まだこれじゃ全然駄目だと思うの
だからもう少しだけ待ってて下さい

『っ……ふぅ…、んっ、はぁぁ、…』

汗が頬を伝う
その感覚は私にとって凄く嬉しい事
だってそれだけ頑張ってるって実感できるし

でもこんなところロボロさんには見せれない
と言っても少し離れた所にいるんですけど……ね？
ロボロさんここのジムで鍛えてるらしいんです

遠くから見てるだけでこんなに胸がドキドキする
私かなりの重病のようですね

「はい、有栖川さん、今日もよく頑張ってるね！」

『あ、水ありがとうございます。そうですね、二度腕の脂肪とか無くしたいですし…』

「あんまり無理したらアカンで？女は体第一なんやから」

『店長さん……太りました、？前より腹筋の割れ目が分かりにくくなってるような……』

「あはは、気のせいだよ、さ！学生は帰った帰った親が心配するぞ」

どうやら図星だったらしい、冷や汗をかきながら私を出口まで連れて行ってくれる
その通り道、彼と…目が合った気がした

『そんなわけ、無いよね…』

「おっ、有栖川さん迎えが来てるで」

『……ほんと過保護なんだから、店長さんありがとうございました』

「はいはい、気をつけてね〜」

店長の後に彼の姿が見える
そしてまた彼と目が合った気がした

気のせいだと思いたいでも彼は紛れもなく
こちらを見ていた、それは変わらない事実なのだ