♪9 ページ9
4限目は数学、一番嫌いな教科だ。
「あ〜もうロボロ先輩とどうしたら距離詰めれるんだろ…」
syp「Aさん？まずはこの問題解いてから考えてみては？」
ショッピくんが指す問題を見るだけで涙が出そうになる。まじで何言ってるんだこの問題。
syp「あの女の先輩のこと気にしすぎ、そんな気にしてたらあいつに取られるで」
正論が飛んできて追加で泣きそうになった。けどショッピくんの言う通りうじうじしてたらダメな気がして今は数学の問題に取り組むことにした。
「うっ…解きますよ〜……って、どう解けば？」
syp「そっからかよ…ここはこの数字こっちに動かして…」
ノートにどんどん矢印やら新しい数字が書き足されていく、話をちゃんと聞くと何となく分かってきた。
「お〜！分かってきた、よし任せてすぐ解くから」
syp「もうほぼ答え出てるけどな」
そんなことはスルーして今までのことを思い出して問題に再び取り組み無事答えはあっていた。
昼休み
今日は生徒会室に行くのはやめた。代わりに昨日の空き教室でご飯を食べることにした。
ショッピくんとチーノくんは生徒会室に連れていこうとしたけどさすがにそろそろ邪魔になると思い、今後は行く頻度が少なくしようと思った。
「てかこれ自分からロボロ先輩に会うの避けてない…？ま、まぁいつも無断で生徒会室に入っちゃってたし普通だよ、これが」
そう自分に言い聞かせてお弁当のご飯をつまむ、ここの棟は人が少なく、廊下も静かで過ごしやすかった。
けど、ロボロ先輩や生徒会室のことを思い出すと少し寂しくなってしまった。
「私全然ダメだなぁ…周りの皆に頼りっきりで甘えてばっかり…」
お弁当に手を付けることが出来ず俯いているとチャイムがなって昼休みは終わってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
人外(プロフ) - ころころさん» ありがとうございます､､､！更新は遅くなっちゃうんですが楽しんでください！ (3月29日 12時) (
レス) id: 068bf257aa (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - こんにちは！！ この作品めっちゃ面白いしキュンキュンしました！ これからも応援してます！！！！ (3月23日 21時) (レス) id: fffe1ff48f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しの | 作成日時：2024年1月15日 2時
