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掃除時間にはなんとか間に合って教室についた私。同じ教室掃除の雄也がもう箒ではきはじめていた。
雄也「A、宏太に勉強教えて貰ったんでしょ?できたの?」
A「できたよ。すごく上手だった!雄也とは違ってねーーーーっ!」
雄也「はいはい!もう2度と教えてやらねぇ!」
A「あー!うそうそうそ!だから教えて?」
雄也「嘘つきは泥棒の始まりだぜ?怖〜い!」
A「なんだと!まて!このバカ雄也ー!」
私は必死で雄也を追いかけている。
先生「こらああぁ!!!お前ら2人は何をしているんだ!掃除中に鬼ごっこか。いい度胸してんな。」
捕まったのは1番めんどくさくて有名な化学の先生。
A・雄也「うわぁ。(小声)」
先生「お前らは放課後残って全校舎掃除してもらうぞ。いいな。」
先生はそう言い放って歩いていった。
雄也「お前のせいで怒られたじゃねぇか」
A「私のせいなの!?」
雄也「全校舎はさすがに無理だろ(笑)」
A「まぁ先生も無茶いいすぎよね。」
先生に怒られたし、雄也に泥棒扱いされるし、最悪なことだらけだけど、嫌ではなかった。
むしろ楽しくて、安心できる居場所だったから。
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2017年4月6日 15時