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〜You side 〜
光「ねぇ、、、Aちゃん!まって」
私はつい足を止めてしまった。
光「俺は別れないよ。絶対別れない。終わりってなんだよ!どして?」
お姉ちゃんといたから!とか。私のこと嫌なんでしょ!とか。そんなこと言えなかった。
醜い重たい女になりたくない。
A「さー、理由なんてないよ。」
光「絶対うそ!なんかあるんでしょ?」
A「ないって言ってんじゃん!」
光「なかったらこんなことなんないでしょ!」
A「もー!だかっ『』」
光くんは強引に私の唇を塞いだ。
光「ご、ごめん。」
光くんがハッとしたように謝る。
光「…………んね、話してよ??」
せっかく止まった涙もまた溢れ出してしまう。
私は覚悟を決めて話すことにした。
A「…お姉ちゃんといるとこ見たの。中学時代の事もあって怖いの。光くんもお姉ちゃんのとこ行っちゃうんじゃないかって。」
沈黙の時間が続く。重い女と思われたよね。今度こそおわったよね。私は耐えられなかった。
A「ひかっ『』」
名前を呼ぼうとした瞬間に光くんは私を抱きしめる。いつもの何倍も強く。
光「やべぇ、、俺ダメだ。Aちゃん辛い思いしてたんだろうけど、妬くとかめっちゃ可愛いんですけど……///」
A「え?私のこと重い女だと思わないのっ!?」
私はすかさず聞き返した。
光「えっ?思うわけないじゃんっ!好きな女の子に妬いてもらえて嬉しくない男はいません!」
私のほっぺをギューってしてわかった?と、優しく言ってくれた。
A「…………これからもお願いします。。」
光「ふはっかわいすぎ(笑)こちらこそよろしくねAちゃんっ!」
でも完全スッキリしたわけではなく。心の片隅にモヤモヤがあるのは気づいていた。
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2017年3月17日 13時