☆*。meet ~ Hikaru Yaotome (ページ39)

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私は立ち止まった。

どうして一緒にいるの？？

結局は光くんもお姉ちゃんがいいの？そもそもお姉ちゃん目当てで私に出会ったの？もうわけがわからない。

大学生には余裕があるの？私が高校1年で幼いから？昨日の学園祭で飽きれられたのかな？

もう、やなことばっかり考えてしまう。

考えたくなくても、マイナス思考にしかならない。

────楽しそうに笑うお姉ちゃんと光くん。

光くんは、お姉ちゃんの頬に手をそえてなぞるように手を下ろす。

私はその場にはいられなかった。怖かった。

続きがなんとなくわかってしまいそうで。

でもどこかで光くんを信じていて。

でも見てしまったらそれがすべてだから。

私は5.6㌔走ってきたとは思えないような速さで走り始めた。どんどんショッピングセンターは遠くなっていく。

どうしてランニングなんてしたんだろう。

我慢していた涙が今溢れ出した。

『どしたっ？？？？だ、大丈夫？！』

────聞いたことのある声だった。