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ー学園祭 当日ー
光「あっAちゃんっ!こっちこっち!」
光くんは目を輝かせて私を呼び寄せる。
私もそれをみてつい嬉しくて笑ってしまう。
かけつけた所には光くんと前教えてくれたバンドメンバーであろう2人がいた。
光「紹介すんねっ!こっちが薮!んでこっちが大ちゃん!」
薮「どーもー」ニコッ
大「よろしくねAちゃんっ!」
A「あっ、どーも」
緊張して軽く挨拶を返すことしかできなかった。
光「あ、Aちゃんの分のチケット!!」
そう言って光くんは自分のバックを探っていた。
そのバックをみた薮くんと大ちゃんは同時に驚いた。
薮「光!お前のバック、猫のキーホルダーあんじゃん!!?」
大「あんな苦手なのになんで付けてんの!?」
私は耳を疑った。────え? 光くん、猫嫌いなの?
光「ば、ばっか。お前らそれゆうなよ!」
A「苦手だなんて知らなくて…無理やりつけさせちゃった…ごめんね…」
光くんの……彼氏の苦手なものも知らないなんて彼女失格だね。
光「違う違う!!!!Aちゃんから貰ったもんは全部大事なんだって!俺の宝物なんだよ…」
A「へっ」
光「だーーーーー!!そのっ、だからさ、Aちゃんがくれたから特別なの。」
光くんは私の肩に手を置き、顔を真っ赤にして下を向く。その姿はすんごく可愛いなんて思っちゃったりした。
薮「光、本当にAちゃんのこと好きだよね。」
大「ほんとだよ〜!光くんってば普段の日でも彼女の話になったら顔が変わるんだもん!」
光「もー!もーいいからーーー!!!!」
薮くんと大ちゃんと私はそんな光くんを見て笑った。
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作者名:りんごちゃん | 作成日時:2017年3月17日 13時