オトコギライ。永瀬廉 (ページ30)

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_ オトコギライページ30

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A ：そろそろ後夜祭やんな？

葵：せやで、あと３０分後には

A ：今から用意して行くから待っててや

葵：おん、無理は禁物やで

A ：〈グッドスタンプ〉

葵にLI☆Eして後夜祭に向かう。

って言っても、葵と廉くんにしか会わへん
つもりやけどな。

包帯だらけやもん (笑)

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用意終わっておかんに学校まで送ってもらって
校庭と少し離れたとこに行くと、

『廉くん ... ？』

廉『え！？ A ！』

木に寄っかかってケータイいじってた廉くん。

廉『包帯だらけやん！どないしてん！』

『落ち着きや (笑) 』

廉『え、ちゅーか木村が小瀧さんって ...
小瀧先輩や思っててんけど ... 』

『わたしやって小瀧やもん』

廉『紛らわしいねんほんまに ...
しばかれるんちゃうか思ったわ』

『なんでやねん (笑) 』

廉『 ... なあ、どないしたん？
木村もAのこと教えてくれへんし ... 』

葵、黙ってて言うたん守ってくれたんや。

廉『憎めへん奴、とか意味深なこと
言われるし ... 小瀧先輩も傷だらけやし ... 』

空薄暗くなってきて顔はよう見えへんけど、
気にかけてくれてたんやなって分かる。

わたしは昨日あったことを
１から１０まで廉くんに話した。

廉くんは何も言わずに最後まで聞いてくれた。

廉『 ... 俺のせいや』

『え？』

廉『俺が家まで送ってれば
こうはならへんかったんや ... 』

廉『ごめん、ほんまにごめん ... 』

急に謝ってきた思ったら、なに言うてんねん

『廉くんのせいやないで』

廉『 ... え？』

『廉くん今日ずっと心配してくれてたんやろ？
わたしめっちゃ嬉しかったで』

『ほんとは言わへんつもりやったんやけど
心配してくれてんのに言わへんのも嫌やな
思って言っただけやから、気にせんでな？』

廉くんには秘密にしたくないって思った。

不思議やけど、兄ちゃんくらいの安心感がある

廉くんは信用できるって、そう思った。

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◎ 文字数の関係で、変なとこですが一旦
切りました ...

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では！

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