オトコギライ。永瀬廉 (ページ3)

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葵『うわ、１時間目から体育やん』

『この時間割あほちゃう？』

葵『ほんまそれ』

こんな爽やか ( でもないけど、)
な朝からなんで汗かくようなこと
すんねん、

男『お、木村葵と小瀧A やん』

男２『ちょ、お前話しかけてきいや！』

男『は？なんで俺やねん、お前行け』

廊下から教室まで丸聞こえやハゲ

男『な、なあ！木村とこた ... 』

？『なに、呼んだ？』

もう１つ男の声がしたけど、
この人は大丈夫や

『あ！兄ちゃん！』

望『おん、兄ちゃんやで～』

望『なあ、小瀧に用あるんやったな？
俺も小瀧やけど、用件聞いたるで？』

男『え、いやっ、なんも ...』

男『ちっ、行くで』

葵『昭和くさい逃げ方やな～』

望『朝から２人してナンパされたら
あかんやろ～、なにしてんねん』

『ありがとう、助かったわ～！』

女『あれ望先輩やん！』

女２『やっぱかっこええな～』

男の次は女かいな、騒がしいな～

『１年の教室来てどうしたん？』

望『あ、せや。筆箱忘れててん、
シャーペンと消しゴム貸してくれへん？』

『え、そんなん同じクラスの人に
借りたらええやん』

望『返すの忘れそうやねん、
Aやったら家持って帰っても
平気やろ？』

葵『軽くなめられてんで、A』

『せやな、貸し出し禁止や！』

望『はあ！？ちょ、葵ちゃんまで
勘弁してや～！』

『アイスおごってくれるんやったらええで』

望『１０円ガムじゃあかん？』

葵『どっかで聞いたな、これ』

望『 ... しゃーなし、今回だけやで！』

『よっしゃ！ほんなら貸したるわ～ ♩』

葵『仲ええなあ、ほんま』

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