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『黒ちゃんみーっけ』
「ふ、かだ？」
『逆に深田じゃなかったら誰よ笑』
「え、、なんでいるの、、？」
『俺の家最寄りからこっち方面に歩くんだけど、意外とここまで20分ぐらいで来れるんだよ？知ってるでしょ？』
「知ってるけど、、」
『電話の声聞いてたら黒ちゃんに直接会わなきゃって思っちゃって笑』
「っくっ、、んっ」
『なーんで泣くのよ笑
そんなに俺と会えたの嬉しかった？』
｢ふか、だっ、、あのさ、、」
『うん、いいよゆっくりで、』
「おれっ、、ちゃんと、、できる、かな、、」
『大丈夫、大丈夫、』
『黒ちゃんはできるよ。今もちゃんとできてるもん。』
深田と会った瞬間、なんでかわかんないけど、涙が出てきて、止まんなくて、
不安な気持ち全部ぶつけたら、深田は大丈夫ってぎゅっと抱き締めてくれた。
夜の公園。外だけど人も通らないような場所だから恥ずかしさなんてなくて、深田の腕の中で久しぶりに思いっきり泣いた。
『黒ちゃん十分頑張ってると思うよ俺は。だって俺にはできないこといっぱいできるし、そうなるのに努力が必要っていうのも知ってる。だから、自信もって楽しんでいいと思う。』
「うんっ、、あり、がとっ、、、」
深田は俺が落ち着くまでそばに居てくれた。
『黒ちゃん？どう、落ち着いた？』
「うん、、大丈夫、大丈夫。」
『そっか、家、こっから近いんだよね、そろそろ帰る？？』
「なんかごめん、こんなところまで来てもらって、、」
『なんで謝るの、俺が勝手に来たんだからいいの！』
「ほんとにありがと。」
『気にしない気にしない！明日もリハだよ？目腫らして行くわけに行かないでしょ？帰って目冷やさないと！』
「笑、うん、そうだね、」
『ほら、行こ！』
Jr歴は俺が先輩。でも年齢は深田が上。
後輩のはずなのに年上だからお兄ちゃんみたいに俺を支えてくれる。とても頼りになる人。
どんな俺も支えてくれる。そんな気がする。
そんなの、一緒に頑張るしかないじゃん。
end
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りり(プロフ) - 緑 さきさん» コメントありがとうございます🙇🏻♀️とても励みになります。これからもぜひ楽しんでください😌 (3月11日 15時) (
レス) id: c8e912896d (このIDを非表示/違反報告)
緑 さき - りり様初めまして。こちらのお話、いつも拝見させていただいています。また来ます。りり様のペースで書いていってください。応援しています。 (3月6日 11時) (レス) id: 2c057ab78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りり | 作成日時：2023年11月14日 22時
