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とんでもない状況って突然来るよね。


例えば今みたいに。



?「待てゴラァアアア!!」


「いやああああ!!!来ないでぇぇぇぇええ!!!」



魘夢はあの方に呼ばれて少しの間暇だったので1人で夜お外をウロウロしてました。


んで、ちょっと美味しそうな人がいたからちょっとだけ齧ったんです。殺してないからいいかなーって(?)


んでまぁ生かしてる状態で齧ってるから叫ばれる訳で、飛んできたのがこの目がバキバキで身体傷だらけの男の人。


鬼殺隊の制服の上には「殺」と書かれた羽織


最初は殺してやろうと思ったよ。どうせ弱いんだろうと思った。


でもいざ頭潰そうとしたらめちゃくちゃ強いのこいつ!!!


気付いた頃には首元に刀があって死ぬ気で避けた。


んで、もうどうしようも無いから逃げてる所


でもやはり桁違いに強いだけあって、足も早い。


すぐに追いつかれて回り込まれた



「なななな、なんですか!! 見逃してくれても良くないですか!?」


?「見逃す訳ねぇだろうが!!ここでお前をたたっ切る!!」



そう男は叫ぶと自分の腕を斬り始めた。


ボタボタと血が流れる



「え!?何して…!?っ!?」



血の匂いが回った瞬間に、ぐらっと頭が揺れる


まるで、酒に酔ったみたいだ。


堪らず膝を着くと笑い声が聞こえる



?「俺は鬼を酔わせる程の稀血なんだよ! 残念だったな鬼ィ!!」


「まれ…ち……っぅ…!」



立ち上がろうにも酔って動けない。


もう目の前には刀が迫って来ていた

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作者名:カンザキヒヨリ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年9月27日 1時

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