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日が沈み、辺りは暗くなった頃に家のドアを開ける。
「魘夢! もう出ていける位に暗くなったよ!」
魘「本当だねぇ…行こうか♡」
私と魘夢は手を繋いで家を出る
人間の時は周りの目が合ったからこうやって堂々と手を繋ぐことも無かったから、楽しい
今日はちゃんと任務がある。
なんでも、少し腕の立つ剣士がいるんだとか。
「どんな奴かなぁ…稀血かなぁ…?」
魘「少しは戦いがいがある奴がいいねぇ…♡」
そうだね!と意気揚々と進んでいた時、ふと人間の気配を感じる。
魘夢もそれに気付き、歩みを止める。
魘「…1人じゃないねぇ…」
そう魘夢は呟いて、私の事を姫抱きして垂直に飛び上がる
飛び上がった瞬間、私達がいた場所に複数の剣士が姿を現した。
剣士「チッ! 気付かれたか!!」
魘「残念。弱い鬼なら今の奇襲で殺せただろうねぇ…」
「魘夢!私も戦うー!」
私がそう言うと魘夢は私を少ししたの方へ放り投げる
そのまま私は剣士の頭の上に飛び降りる。
数十メートル上から、体重が普通の人間と同じくらいある鬼が頭の上に降ってくる。ということは死を意味する。
その剣士はぐしゃり、と潰れてしまった
上を見上げると魘夢は木の上でこちらを見ていた。
…私だけでやってみろ、って事ね
「任せて!ドンと来い!」
私が構えると一斉に剣士達が襲いかかって来た
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