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「っが！？…がっ…！？」
呼吸が、出来ない。
ドクドクと、何かが体の中に入ってくる。
ズポ、と首から抜けて、私はゲボゲボと咳き込む
無「…少しばかり血を分けてやろう。これでお前も、血気術位なら覚えられるだろう
そして私の役に立て。もっと強くなれ。」
「っは…かしこまりました…精進致します…」
ありがとうございます…と呟くと、また琵琶の音が鳴り響いた。
床が開いて、家の中にドサッと戻された。
もう少し優しくしてくれ…
魘「っ！A！」
「っ、ゲホッゲホッ」
魘夢が私を起き上がらせてくれる。
魘夢は今にも泣きそうな目で私の頭を撫でる
魘「大丈夫？痛い事されたよね？こんな血塗れになって…」
「っ、大丈夫…血を分けて貰えたの…」
え、と魘夢が呟く。
「血気術…覚えなさいって」
魘「そうなんだね…とにかく、今日はゆっくり休もう。明日から血気術の練習しようね。」
魘夢はそう言って私を抱き上げる
魘「でもそれだけあの方から期待されてるってことだよ。Aは凄いね」
そう言って頬擦りをされる
私もそれに答えるように頬にキスをした
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