竈門の長男、ヒーローを目指す【鬼滅の刃】【ヒロアカ】【竈門炭治郎】 (ページ3)

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弐ページ3

ここの世界では時間が立つのがどうやら早い様だった。
いや、逆に前世で時間が立つのを毎度遅すぎるように感じていただけかも知れないが。

俺はどんどん成長していって、今は中学三年生だ。
前世では確かまだ鱗滝さんの所で修行していた時期か……懐かしいなぁ。
だが中学三年ともなると進路も考えなければならない。今の所夢は無い。
ちなみに今俺は自分の家から近い山に入り、強請りに強請って買ってもらった木刀で素振りしていた。
今は鬼はいない、多分だけど全滅したと見れる。だけど今世ではヴィランっていう人を殺す集団があるらしい。
もしも家族が襲われても助けれる様に鍛えとか無いと…。

必死に素振りを繰り返し、千回振り終わると辺りはかなり暗かった。
夢中になりすぎて気づかなかった……早く帰らないと。

山の夜は本当に暗い。
だけど鬼がいないか確認する為に小学生の時から人の家の屋根や屋上に飛び移り鬼がいないか確認していた所為か、俺は夜目がきいていた。

早く帰らないと心配されるな……最近ヴィラン被害も多くなってきたし、早く帰らないと。

山を降りていると、辺りからガサッと音が鳴った。
鬼との戦いのせいで鬼がいないと分かっていてもつい癖で木刀と取り構えてしまった。
匂いは人間の匂いだ…一体何故こんな所にいるんだ……。

「オイオイ、こんな所に餓鬼一人でなにしてやがる。」
現れたのは黒いフードを被った人だった。
声の低さからして男……匂いは悪意の匂いしかしない…。もしかして、この人ヴィランか？！

木刀を構えジリジリと後ろに下がると男はどんどん俺の方に近づいてきた。

「ちょうど良い、今機嫌わりぃからさ、八つ当たりされてくんね？」
次の瞬間俺の頬辺りにめがけて何かが来る気配がした。
俺は後ろに飛んだ。
やっぱり！多分この人がヴィランだ…。

鬼じゃないからあまり手を出す事は難しい。
だけどこの人は悪意がある、気絶だけでもさせないと……。

俺は木刀を捨て、構えを取った。

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変な所で終わってしまってすみません。
続きは次ページです。