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て｢ごめん、ごめん、ごめんA｣
私の手を握ってずっと謝ってくる
そんなてつやくんを見て、私も泣きたくなる
いつの間にか虫さんとりょうくんはいなくて、この家には私とてつやくんだけだった
｢もう次から女の子の前でお酒飲まないでね？｣
｢どうせ、女の子の方から誘われたんでしょ？｣
｢確かにてつやくんの好きそうな女の子だったから｣
てつやくんの背中を擦りながらてつやくんが落ち着くのを待つ
て｢俺さ、言い訳に聞こえるかもしれないけど、ちゃんと、彼女いるんだって断った｣
｢うん｣
て｢そしたら、何もしないからって言われて家にあげちゃった｣
｢うん｣
て｢お酒飲んで、あの子がご飯作ってくれたからご飯食べて｣
｢うん｣
て｢気づいたら朝で、ほんとに俺もうどうしよう｣
｢うん、てつやくん優しいから断れなかったんだね｣
て｢それで向こうが勘違いしちゃって、全然帰ってくれなくて｣
｢うん｣
て｢虫さんにお願いして、｣
｢それで、今の状態になったんだね｣
正直、てつやくんの今の話は言い訳にしか聞こえない
そりゃ。いまの状況は言い訳しか出来ないよなぁ
て｢A、ごめんね、愛してる｣
泣きながら私に抱きつく
｢ん、私も愛してるよ｣
｢けどちょっと見損なっちゃったなぁ｣
てつやくんをチラッとみて少し意地悪をしてみる
て｢だよね、ごめん｣
あれ、思ったよりてつやくん反省してる
私の好きな人はこんなもんじゃないってこれからも見せてね
｢いいよ、もう謝らないで｣
｢けど、これから女の子から連絡来たら私にちゃんと行ってほしいなぁ｣
てつやくんは泣きすぎて声が出ないらしく、うんうんってずっと頷いてる
｢ほら、もう泣き止んで｣
｢みんな来るよ｣
てつやくんは私からちょっと離れ、近くにあった水を飲む
そのあいだにタオルを冷水で冷やして絞る
｢はい、目腫れちゃうよ｣
私がタオルを渡すと
｢うぅ〜、A〜｣
さらに泣き出して、私の腰に腕を回して力を入れてくる
｢はは、もう〜｣
てつやくんの頭を撫でてあやす
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Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても素敵な作品をありがとうございました！また次回作も楽しみにしてます！ (2020年5月10日 14時) (
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作者名：美亜 | 作成日時：2020年5月7日 16時
