Will you marry me ? (ページ13)

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｢りょうくんじゃん｣

虫さんはりょうくんの元へ進む

私もりょうくんのとこに向かう

｢え？てつやは？キャバ｢あ！りょうくん？！そう言えばこの後の撮影さ！｣

りょうくんの言葉に被せるように虫さんが撮影の話を始めた

やっぱり、さっきからなんかおかしくない？

虫さんはずっとスマホを見てそわそわしてるし

りょうくんはカフェを指さして

｢ちょっと俺らで話さない？｣

特に断る必要もなかったから、近くのカフェに入る

私はキャラメルマキアートを注文して、りょうくんが待ってる席に座る

｢Aちゃん、今日は虫さんと買い物？｣

｢ううん、てつやくんが家に帰ってくるまでの暇つぶし｣

｢そっか｣

りょうくんと近くにあったブランドの話をしてると虫さんが来た

｢ごめん、お待たせ｣

そこから3人で、虫さんの彼女の話とかゆめまるくんの彼女の話とか色々話した

てつやくんの話になると2人とも話を逸らす

これは、多分何かあるよね…

｢ねぇ、なんでてつやくんに会わしてくれないの？｣

2人はやばいみたいな顔して、誤魔化してきた

｢ぇ？ほら、そりゃてっちゃんいなかったらAちゃんも寂しいでしょ？｣

りょうくんはもう誤魔化せないって思ったのか黙って虫さんを見てる

｢またキャバ嬢とか来てるの？｣

｢それともそういう系のフレンド？｣

だんだん答えてくれない虫さんにもりょうくんにもイライラしてくる

｢私のためだとも思ってるわけ…？｣

｢黙ってられる方がしんどいに決まってる｣

周りに他のお客さんもいるからなるべく声は抑えめだけど

その分2人の目をしっかり見て

虫さんとりょうくんはお互いで話し合ったあと、諦めたように

｢今てつや、昔気に入ってたキャバ嬢と一緒にいる｣

｢多分、あいつの家｣

やっぱり…

そんなことだろうと思ったけど

実際そうだってなったら、悲しい。だいぶ

｢それって、てつやくんから誘ったの？｣

どっちにしろ、ほぼ浮気

｢そこは、わかんない。りょうくんなんか聞いてる？｣

｢知らないなぁ。でもAちゃんと会ってから会いに行くのは辞めたらしいよ｣

それは私も聞いたことある。

だから、ちゃんと私の事好きなんだと思ってたし

｢僕らが言われたのは、家からキャバ嬢追い出すまでAと一緒にいてやってって事だけ｣

何それ、キャバ嬢との時間をじゃまするなって事？