# 14 ページ14
.
私の知らなかった真実が
どんどん樹くんの口から出てきて 、
自然と涙が零れた 。
｢ …… 樹くん っ、 ｣
話し終わった彼に声をかけると
不安そうな表情を浮かべている 。
私は嬉しかったよ ？
樹くんがそこまで考えてくれたこと 、
だけどね樹くん 、
樹くんがいて陽翔がいてくれる 。
それだけでほんと十分なの 、
少し夫婦の時間が欲しかっただけ 。
愛し合う 、
そんな時間が欲しかったって言ったら樹くんはどんな顔をするの ？
｢ 私ね っ 、
肌もボロボロで髪もぼさぼさだし女捨てたようなもんなんだけど 、
それで …… 飽きられたかなって っ、 ｣
私がそういうと
樹くんは目を大きく見開いたあと 、
ぎゅうって 、
そういつもみたいに優しく抱きしめてくれた 。
樹 ｢ ごめん 、
優先順位間違えてたよな俺 。
構ってあげられなくて、寂しい思いさせてごめん ｣
だけど 、
陽翔を産んでますます色気が出てきて俺理性保つの大変なんだよ？って 、
そう言われた瞬間
一気に顔が赤面していくのかわかった 。
樹 ｢ そんなこと考えなくていいんだよ、
俺ずっとお前しか見てないんだからさ ｣
｢ …… っ、ごめんなさ っ … い 、 ｣
樹 ｢ わかったわかった、
もう泣かないのAちゃん 笑 ｣
私がいつも泣いてる陽翔にするみたいに
今は樹くんが私の頭を撫でてくれる 。
…… 樹くんの大きな手、
すっごく安心するだいすきな手
陽翔は頭を撫でるとすぐ泣き止むけど 、
もしかして陽翔も私が頭を撫でてることによって安心してくれてるのかな ？
樹 ｢ あー、今陽翔のこと考えてただろ ｣
｢ え、なんでわかったの ？ ｣
樹 ｢ ったく、お前の考えてることくらいわかるよ ｣
数日会わなかっただけで、
こんなに寂しくなって不安になってたのに
今ではびっくりするくらい安心するし
落ち着くこの空間
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遥香 | 作成日時：2020年6月10日 16時
