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真帆 「 ねぇ 、 Aちょっといい ? 」


 





お昼休みが終わろうとした時

自分の席で携帯を触ってたらいきなりこっちに来た真帆ちゃん




 

この前のこともあるから

少し警戒しながら真帆ちゃんに着いて行った




 






 









真帆 「 あのさ 、

私ね ? 目黒先輩と付き合うことになったんだ 」




 






 







え 、 なんて ?

…… 付き合うことになった ?



 




 









真帆 「 Aって目黒先輩と仲良かったでしょ ?

だからこれからはむやみに付きまとうの辞めて欲しいなって思ってたんだよね 〜 」


「 …… ごめん っ 」



真帆 「 あとさ 、

向井くんとか渡辺くんとか 、 結構ファンいるからAのことうざがってる子多いよ ?

なんて言うのかな 〜 、 あの2人はAのじゃないんだから 」



 





 








散々吐くだけ吐いて

屋上から出ていった真帆ちゃん


 





そんなことよりも

心臓が握り潰されるほど苦しくて



それと同時に

こうちゃんたちといることも否定された気がして 、 お前はいらないって



 




 



普段なら聞き流すんだろうけど


今の私にはそこまで強いメンタルはない



 






 









___ ポツッ … ポツッ …



 









あ 、 雨だ



 




そんなこと思ったってもう遅い

 

 






5限と6限なんて出る気にもならず

ひたすらこの豪雨の中泣きまくった




 






 









 









 







 









 






「 …… もう 、 5時だ 」



 









 

壁にもたれかかって

何も考えないでただ泣いてたら気がつくと5時



 

下校の校内放送が流れ

もうとっくに下校時間が終わったことがわかる




 





知らない間に雨も止んで

綺麗な虹がかかっていた




 






 









「 っ …… 」



 




立ち上がった瞬間

強い頭痛が襲う


 

そりゃそうだよね 、 こんな豪雨の中ずっといたんだもん


そんなことも気にせず

とりあえず鞄を取りに教室に向かおうとするにも体が言う事を聞かずズキズキする頭を抱え壁に寄りかかりながら歩いた

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作者名:遥香 | 作成日時:2020年4月6日 12時

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