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もしかしたらまた屋上に先輩がパンといちごオーレ置いててくれてるのかもって変に期待して
屋上に通い続けること3日目
「 今日はメロンパンか 」
いつも昼食べない私を
先輩は隣で食べないとやばいぞって言ってた
きっと
今だって食べてないって先輩は思ってるんだろな
「 先輩 、 なんでこんなに優しいんですか 」
振られてしまった今
これ以上先輩に恋心を持つなんて駄目なのに
昔よりも好きが増してる
「 …… 先輩に会いたいな 」
呟いても先輩はいないのに
何故か目の前にはだるそうに歩いていく後ろ姿が思い浮かんでしまう
先輩 、 元気にしてるのかな
____ prrrr .. prrrr ..
下校時間
相変わらず補習通いの2人を置いといて学校を飛び出しある人に電話をかけた
》 田中 「 どうしたの 、 珍しい 」
「 樹くん 」
》 田中 「 なに 、 どした ? 」
「 目黒先輩 、 元気にしてますか ? 」
》 田中 「 俺に電話してきた理由それ ? 」
「 はい 、 どうしても気になって 」
本当は気になることなんて沢山あった
だけど 、 もうそんなことなんてどうでもいい
》 田中 「 元気だよ 」
「 ならよかっ … 「 表面上だけではね 」
「 …… え ? 」
被せられてきた言葉
表面上だけって …… 嘘ついてるってことだよね
》 田中 「 俺からは何も言えないけど 、
蓮のこと 、 見捨てないでやってね 」
「 …… 振られた身なんです 」
》 田中 「 振られたからって諦めないといけないって理由なくね ? 」
「 …… まあ 、 そうなんですけど 」
》 田中 「 とりあえず 、何かあったら言えよ 」
じゃあなって切られた電話
…… なんだかますます悩み事増えた気がする
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作者名:遥香 | 作成日時:2020年4月6日 12時