扉 の 向 こ う 側 【 黒 】

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田中 ｢ どんどんストーカーになっていく彼女に蓮は言ったんだ 、


゛ もう耐えられない 、 別れよ ゛ ってね


 
そしたら彼女 、 ずっと家に引きこもって最終的にはリスカして家の中で倒れてたんだ

すぐに救急搬送されて彼女はすぐに意識は戻らなかった ｣



｢ その彼女さん … 大丈夫だったんですか ？ ｣



田中 ｢ うん 、 もう意識は戻って普通の生活送ってるんじゃないかなあ 、

でも学校辞めたんだけどね 、

 

で 、 その彼女の名前が釘宮真春 ｣



 









 









Aちゃんもわかるよね ？ って


どう考えても真帆ちゃんはその ゛ 真春 ゛ さんの妹になるってことだよね



 







 









田中 ｢ それを知って蓮は自分のこと責めてたんだけどさ 、

だから絶対女とは関わらないし恋もしないって


…… はじめAちゃんの名前聞いた時俺びっくりしたの 、 あいつが女の子と ？ って ｣



田中 ｢ でもわかるよ 、 あいつがAちゃんと仲良くなれる理由 、

…… 蓮のこと 、 宜しくな ？ ｣



｢ …… はい っ 、 ｣



 








 









何がともあれ

やっぱり私は目黒先輩のそばにいたい



 





 







田中 ｢ じゃあ俺行くね ？

あ 、 これよかったら登録しといて ｣



 


 





ささってメモ帳に書かれた樹くんの番号


今日だけで2枚も連絡先貰っちゃった



 







 









なんだか重い気分のまま教室に戻ると

何食わぬ顔で平然と座ってる真帆ちゃん


 






 


どうしても目黒先輩と真帆ちゃんの関係がさっきの樹くんの話を聞いてから気になって

 
でもどちらにも聞ける訳もなく

ただもやもやな気持ちが積もっていくだけ


 






 







 




そのあとの授業もろくに頭に入ってこなく

気がついたらとっくに下校時間になっていた

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