扉 の 向 こ う 側 【 黒 】

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｢ ｢ 目指せ全校生徒 ！！ えいえいおー！！ ｣ ｣


 





 









学園祭1日目


今日は私がメイド服着る日なんだけど

憂鬱なの









 






 



｢ 凄い … ありがとう ！ ｣


真帆 ｢ もちろん ！ 可愛いよ ！！ ｣


 







真帆ちゃんたちに普段やらないメイクやヘアアレンジをしてもらって

鏡に映る自分は見違えるほど違っていた








 





 









向井 ｢ …… 嘘やろ ｣


渡辺 ｢ Aすっげー可愛いじゃん ｣


｢ …… やめてよ2人とも ｣








着替えが終わって部屋を出たら

偶然スーツ姿のお2人に遭遇したんだけどじーって見られて


こうちゃんなんてほっぺた赤くなってた








 









 

向井 ｢ みんなで頑張ろな ！ ｣


｢ うん ！ ｣









 
そして始まった学園祭

 
メイド喫茶ってこともあって興味を持って来て下さる方が多くて

しかも今日この日だけ在校生じゃなくても参加できるように今年からなったらしい








 









｢ も、もえもえきゅん っ … ？ ｣


女子 ｢ やばい ！！ いいよAちゃん ！ ｣


｢ うわぁ … ほんと恥ずかしい ｣









 








なんか挙句の果てには

猫耳なんて付けさせられてもういじめじゃん …


って思ってるのも私だけっぽくて

周りの女子はみんなノリノリなの



 







 






 









客 ｢ おねーさん 、 可愛いね ？ ｣


｢ あ、 ありがとうございます … ｣


客 ｢ じゃあカフェラテ貰える ？ ｣


｢ はい ！ ｣



 







 









3年生の出店よりは目立ってはいけないっていうのがルールだからあんまりいいもの出せないけど


このカフェラテは本当に美味しいからみんなに飲んでもらいたい



 




…… にしてもさっきの人やけに気持ち悪いな 、

 





 






 









｢ はぁ …… ｣


向井 ｢ ほら貸して 、 俺が持っていったる ｣


｢ あ、 ちょ … こうちゃん ｣



 





 









私が持っていこうとしていたカフェラテを代わりにこうちゃんが行ってくれたんだけど


そのお客さんはえ？って感じだったから

なんだか悪いことした気分だな



 









 

こうちゃんにも悪いなって思ったら

こっちむいてピースしてくれた

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