紫耀パパ＆廉ママ

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平野side

久しぶりに、実家に帰ってきた。

永瀬「あかん、緊張してきた。」

平野「大丈夫だから、行くよ。」

永瀬「おん。」

緊張している廉の手を引いて、家のドアを開けた。

平野「ただいま。」

母「おかえり、廉くんいらしゃい。」

永瀬「おじゃまします。」

祖母「おかえり、廉くんいらしゃい。」

お婆ちゃんとお爺ちゃんが、リビングで出迎えてくれた。

ちなみに弟は、外出していなかった。

祖父「お茶でも飲んで、ゆっくりしていきなさい。」

平野「その前に、廉を寝かせたいんだけど。」

祖母「和室に布団ひいてあげるから、寝かせてあげなさい。」

平野「ありがとう、お婆ちゃん。」

永瀬「すみません。」

祖母「謝らなくていいんだよ。」

平野「そうだぞ、廉は何も悪くないんだから。」

永瀬「ちょと、紫耀。」

平野「いいから。」

廉をお姫様抱っこして、和室に運んだ。

布団に寝かせてあげると、廉は直ぐに眠りについた。

祖父「寝たか、お茶飲みな。」

平野「ありがとう。」

母「紫耀、しっかりするんだよ。」

平野「分かってる。」

祖母「助けがしつようなら、いつでも呼びなさい。」

平野「ありがとう、お婆ちゃん。」

祖父「今度ゆっくり、泊まりにおいで。」

平野「今度ゆっくり休みもらって、泊まりに来るね。」

母「さっきより、廉君顔色良くなったわね。」

平野「さっき悪阻でもどしちゃたから、良かっただいぶん良くなって。」

廉の頭を撫でてると、廉が目を覚ました。

平野「廉、大丈夫そう？」

永瀬「大丈夫。」

祖父「廉君、お茶どうぞ。」

永瀬「ありがとうございます、いただきます。」

祖母「何ヶ月。」

永瀬「5ヶ月です。」

母「じゃあもう少しで、悪阻は終わるね。」

永瀬「はい。」

母「辛いと思うけど、頑張ってね。」

永瀬「ありがとうございます、頑張って元気な赤ちゃん産みます。」

祖母「これ持って、帰り。」

永瀬「こんなに、ありがとうございます。」

平野「よしそろそろ、帰るか。」

永瀬「ありがとうございました、お邪魔しました。」

平野「じゃあまた。」

俺の車の中は沢山の荷物でぎゅうぎゅう、隣の廉は幸せそうな顔をして寝ている。

タオルケットをかけなおして、東京の自宅に向けて車を走らすのだった。

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