キンプリお仕置き小説 (ページ23)

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逃亡#中島健人×岩橋玄樹ページ23

岸side

マネージャーに、流行の風邪が流行ってるから、予防接種をお願いされた。

行き着けの病院に、メンバー全員でやって来た。

俺と紫耀以外、注射嫌い。

受ける前から、小さい子供みたいに泣き喚いている。

永瀬「痛いから、いやや。」

平野「痛くないから、行こうね。」

永瀬「ふぇぇぇん。」

平野「泣かないよ、呼ばれたから行こうね。」

紫耀が廉を抱き上げ、診察室に入って行った。

高橋「嫌ぁぁぁぁぁ。」

岸「しー。」

神宮寺「ふぇぇぇん。」

看護師「お菓子、どうぞ。」

岸「すみません、ありがとうございます。」

岩橋「トイレ。」

岸「一人で、行けるか。」

岩橋「行ける。」

二人はお菓子を食べてて、玄樹はトイレに向かって行った。

俺は、この子らの父親か。

永瀬「うわぁぁぁん。」

平野「大丈夫だから、もうすんだでしょ。」

永瀬「ふぇぇぇん、紫耀。」

部屋の外まで聞こえてきた、廉の泣き声へと紫耀のなだめる声。

それを聞いて、ますます。

神宮寺「うわーん。」

高橋「うぇぇぇぇん。」

岸「しー、痛いのは一瞬だからね、頑張ろう。」

看護婦「水色のクマさんと黄色いクマさん貸してあげるから、頑張って見よう。」

神宮寺「頑張る。」

高橋「俺も。」

熊のぬいぐるみを持って、診察に入って行った二人。

微笑ましく見守ってたけど、そういや玄樹がトイレから戻って来てない。

岸「あれ、玄樹は？」

平野「トイレ行ったけど、いなかった。」

永瀬「紫耀、帰ろ。」

平野「ごめん、さき帰るね。」

岸「逃げたな、分かった気を付けてな。」

廉を抱っこして、紫耀は帰って行った。

高橋「おじぃ、うわぁぁぁん。」

神宮寺「うぇぇぇぇん、岸くん。」

岸「しー、今行くから。」

玄樹を探しに行こうと思ったけど、今はこっちの方が大事だ。

診察室に入って行くと、ぬいぐるみを抱き締めて泣いている二人。

看護師「頑張って注射してましたよ、このぬいぐるみあげるからね。」

神宮寺「ありがとうございます。」

高橋「ありがとうございます。」

岸「すみません、もう一人は後から連れて来ますんで。」

看護師「大丈夫ですよ。」

俺も注射を済ませて、グスグズの二人を連れて帰った。