末っ子が治るまで俺達が支えるよ2 (ページ9)

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櫻井side

眼が覚めると、隣に潤の姿がなかった。

慌てて、お母さんを叩き起こす。

櫻井「お母さん、潤が居なくなった。」

大野「なんで、いつから。」

櫻井「知らないよ、探さなきゃ。」

大野「ドア開けっぱ、ちょと静かに。」

櫻井「なに、どうしたの？」

大野「しー、泣き声聞こえる。」

櫻井「本当だ。」

大野「行ってみよう。」

お母さんと一緒に、泣き声がする方向に向かった。

プールになってる所で、座り込んで泣いてる潤を見つけた。

櫻井「潤、良かった。こら、勝手に居なくなったらお父さんとお母さんが心配するでしょ、怪我してるし、怖かったんでしょ！」

『うわぁぁぁん、ごーしゃん、こーかた。』

大野「もう泣かないよ、怒ってないからね、帰ろうね。」

お母さんが抱っこをすると落ちついて、指を吸いながら寝出した潤。

部屋に戻って来て、コケて青くなった部分に湿布を貼って、お母さんが背中を叩いたら完璧に寝た潤。

お母さんは離すことなく、ずっと抱き締めていた。

今度から勝手に居なくならないでね、お父さんとお母さんが心配するから。