《紅一点》は大変です

甘えた＆甘えた？ ページ39

今日は少しだけ本音を言えた気がする




1歩成長したと思う！笑




みんなの寝顔を見ようとしたらドアから少し光が入って誰かが出ていった




誰やろ？トイレかな？




なんて思うたけどまだ数分やし。




気になるから追いかけてみることに




出ていく時に確認したら布団の端っこに寝てるはずの神ちゃんがおらんかった




そっと部屋から出て神ちゃんを追いかける




服の裾を引っ張ったら気づいてくれた




『どこ行くん？』




智「ん？んートイレやで？だからAは戻っときー」




また歩きだそうとする神ちゃんの背中にダイブ




『戻ってこんやろ？』




智「戻るって、だからはよ降りてくださーい」




『いーや！降りん！トイレまでついて行く！』




傍から見たらヤバいやつかもしらんけどええもん！




智「いや、それはあかんやろ！」




『神ちゃん戻らんやん分かんねんでそーゆーの！』




智「そーゆーの！ってなんやねん。もーAには適わんな。笑」




そうそう！私はなんでもお見通しよ！




智「なにドヤ顔してんねん。笑」




『ええから！んで？どーせ、狭いから俺は自分の部屋戻ろ。とか思うてんやろ？』




それを言うたらあからさまにギグッてなってて思わず笑うてしまう




『神ちゃん、もー甘えた終わったん？』




智「終わっなぁー次はAの甘えたやろ？」




う、そうだよ！だから神ちゃんにいてほしいんよ！なんて言うたら困らせるかな？




智「俺にそんなにいてほしいん？」




え、なんで分かるの!?




智「分かるわ！Aだけがみんなのこと分かっとるみたいな言い方しとったけど俺も相当分かる方やと思うで。笑」




そうだった、神ちゃんはわまりをよく見てて私の女の子の日にもすぐに気づいてくれるような人だ。こりゃ私の方が適わん




『いてやぁー、狭ないやん！』




智「Aが狭なくても俺が狭いからええの」




これ以上言うてもたぶん神ちゃんは戻ってまうから今日は諦める




『分かった、明日起こしたる！』




智「ええから、今日はゆっくり休み？Aもガラッと環境が変わって大変やったやろ？」




ほら、また人の心配。でもここはもう戻ろ






『おん、あーと！』




振り向いたら背中に暖かい感覚




智「その前にちょっと充電」




少しドキッとしたし、いつもはしない神ちゃんがかわええこと言うから




『今日だけやで？』




そう言うてまう

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