もしあなたが【短編】 (ページ47)

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私の言葉に大和さんは目を見開き
そして何も言わず私を見つめてきた。

その視線が恥ずかしくて
大和さんの上から退こうとするが
腰に手を回され動けない。

『や、大和さん』

「......ありがとう」

『え』

「嬉しい」

『...はい』

顔を寄せ唇に口付けをすると
今度はカードされなかった

軽く触れ合ったあと唇を離そうとしたけど
頭に手を回され動けない

長い口付けに苦しくなり息を吸う為に
口を開けると大和さんの厚い舌が入ってきた

逃げる私の舌を追いかけ絡め取られる

そして体制は逆になり押し倒される

『んぅっ...ま、って』

「むり」

『や、やまとさん』

「充分待たされた」

『でも、お風呂、入ってないから』

「じゃあ一緒に入ろう」

『そ、それも無理です！』

「ワガママ」

『なにを言わても無理なものは無理です』

「...............」

抵抗する私を見下ろしながら
大和さんは何かを考えている。

嫌な予感がする

何かを思いついた大和さんは
私の耳に顔を近づけ

「A」

『ぁ』

「A」

『や、やだ』

「...嫌だった？」

『んぁっ』

大和さんは耳元で普段よりも低いトーンで囁く

その声に反応して身体が熱くなり
自然と声が漏れてしまう。

私の反応みて楽しそうに笑う大和さんを
睨みつけるけど全く効果なし

さらに囁きながら服の中に手を入れてきた

「A」

『んぅ』

「......好きだよ」

そんなこと言われたら
これ以上抵抗できない

彼の首に手を回し今度は私から薄い唇に口付けをし
大和さんの服の中に手を入れた。