続き2 ページ39
『ご、ゴーグルくんったら…!!////』
一瞬の隙をついてゴーグル君を突き放す。
ゴーグル「!!」
口の端から垂れたよだれをぐいっと拭いながら彼は言った。
ゴーグル「どうしたの?///」
『…ど、どうしたのって……///こ、こういうのは大切な人とするものでしょ!///』
きっと彼は無意識のままに、こんなことを、と私は首筋の跡を抑えながら言った。
すると彼はしばらくきょとん…として、やっと自分が何をしていたかに気づいたのかぼふっと顔が赤くなった。
ゴーグル「わわわわ!!///ごめん!わざとじゃないんだ///」
ゴーグル君が恥ずかしがっているのを見るのは初めてだった。
わかってる。
彼にそんなつもりはないって。
ちょっとでも期待したらあとで悲しむって。
でも
ゴーグル「こういうのは、ちゅーからしないとだよね!!///」
と肩をがしっと持たれる。
『…!?///』
ん? 予想していた事態とちょっと違うなぁ…?!
ゴーグル君は、先ほどと比べるとずいぶんと優しいキスをちゅっ、とほっぺに落とした。
『…な///』
ゴーグル「これなら大丈夫?///」
ちょっと照れながらそう言われたが、返す言葉がみつからなかった。
ゴーグル「おれもっとAちゃんにこういうことしたくなっちゃうんだ…///やっぱり変!?」
『……。』
ここまでしておいて、その気がないとは言わせない。
私は彼の背中に手を回して言った。
『もう…。……変じゃないよ。私もこういうことゴーグルくんとしたい、し……///…そーゆーときはね……好きだよって言うものなんだからね…///』
こんなに大胆なことをしておいて、全く自分の感情に気づいてない、かわいいおバカさんのほっぺに私は先ほどのお返しといわんばかりにキスを落とした。
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あんもロイド#エンペラー推し - うぉうほぉ!!最高だぜえええええええええ!! (1月17日 11時) (レス) @page21 id: 2591457723 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - こむさん» コメントありがとうございます〜!スプラ3と小説の今後については日記で書いてあるので、そちらならコメ欄で自由に分かち合って結構ですよ!笑(*´ω`*)私もめっちゃ嬉しいです! (2021年2月18日 19時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - スプラトゥーン3が出たんですって?!やばくないですか?!この思いを分かち合いたいんですけど迷惑だったらごめんなさい!小説も大好きです!ありがとうございました! (2021年2月18日 19時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
餡子溜り(プロフ) - こむさん» できてるよー (2021年2月1日 20時) (レス) id: 54ff2b9586 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 餡子溜りさん» ありがとうございます…レスって出来てますかね?なにせ、始めたばかりなもので… (2021年2月1日 20時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いなり | 作成日時:2019年10月27日 18時