【コロイカ】短編夢まとめ

ﾔﾝﾃﾞﾚ彼女にご用心（マスク） ページ34

ホラーっぽいヤンデレ 恋愛要素は少なめ。ぞっとする話的なアレ。



中古のビデオゲームを買った。


タイトルは「あなたのイカガール+」。

少し前に出た、バーチャル恋愛ゲームだ。


マ「ま〜、物は試しだよな〜。」


美少女イカを自分好みにカスタマイズできる恋愛ゲーム。

今どきありふれていて正直オレは他のゲームでもいいんじゃないのかと思った。


…箱を開けて、可愛らしいピンクのゲームカセットをセットする。






『あなたの名前を教えてください。』



画面に出てきたのは、台詞でも何でもない、初期設定の指示。


マ「げ〜…めんどくせ〜。マ…ス…ク…っと。」


名前を設定して、何人かのガールの中から育てるガールを選択する画面へと移る。

マ「デュフ〜…ま、この子が一番カワイイかな〜…。」

オレと同じシアン色のガール。

Aというガールはいかにも清楚系というか…パリピっぽくないから選んだ。



マ(…にしても、説明書にはガールは4人って書いてたよな〜…。え〜、5人いるんですケド〜ｗ誤植とかウケるわ〜ｗ)



若干の違和感を覚えつつ、ゲームを開始する。




『はじめまして、マスター♪』


可愛らしい声がゲーム機から流れる。


マ「うわっ…！フルボイスとかマジ〜？」


思ってたよりも可愛い声にドキッとした。



『Aです！今日からよろしくね、マスター♪』


マスター、とはきっとプレイヤーであるオレのことだろうな〜。


マ「デュフフ…案外面白そうじゃん〜。」



その日の残りは、一日中Aの育成に費やした。




アロ「デュフ男最近S4会議でてねーじゃん…！(怒)」

ｱｰﾐｰ「少しは顔を見せたほうが良いのではないか、マスク。」



うるさいやつらがバトル後にうだうだと言い始める。


あ〜あ…うぜぇ〜、帰りてぇ〜…。




マ「パリピンクとマニュアルマジうぜぇ〜…。オレは今推しとの日々に忙しいから〜……じゃーね〜。」



そう言って早々に場を後にした。

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