続き ページ23
ライダーはしばらく記事を読んで、あぜんとしていたがやがて口を開いた。
ラ「…ほっとけよ。勝手に騒いでるだけだろ…。」
…ほっとした…。
そして同時に心がずきんと痛んだ…。
『そ…そうだね…。』
ラ「……。あー……でもなぁ…こうなるってことは何処かでわかるべきだったなぁ。」
目を合わせずに、そういった。
『…え。』
ラ「……いや、いい。……バトル行ってくる。」
『あ、私も… ラ「今日は俺一人で。」……。』
そういうと、ブキを持ってさっさと家を出て行ってしまった。
一緒に行動することを拒絶されたのは、きっと記事のことがあったからだろう。
分かってはいるけど…嫌われてしまったような感じがして…。
『(…好きになってごめんなさい…。)』
私は部屋の隅で、縮こまって…小さく泣いた。
☆
ライダーside
別に記事の内容が気に食わなかったわけじゃねぇ。
でも、俺と一緒に居ることであいつがマスコミやファンの標的になるのが許せなかった…。
かといって、手放したくない。
ラ(…。)
気分転換にバトルに出ても、全く集中できねぇで終わった。
…あいつは、どう思ったんだろう…。
勘違いされたくない?最悪?
俺は、正直気分が良かった…。
周りが、あいつを俺の恋人だって、そう見ているなんて。
俺のもの…。そんな風に周りに見せつけることが出来た気がした。
でも、現実はすぐに襲ってきた。
ロビーを出ると、そこにはネット記者やらファンクラブの連中やらがわんさか出待ちしていたからだ。
記者A「あ、ライダーさん!私○○と申します!ガールの件について一言伺っても?」
記者B「相当の実力者だという情報も入っています!どこで知り合ったんですか_」
ラ「…うるせぇ。関係ねぇ。」
ぎろりと記者たちを睨んだ。
記者C「一部ではガールが未成年だという情報も入っていますが?」
ラ「!?」
記者D「ガールの名前は?」
ラ「っ…うるせぇ!ついてくんじゃねぇ!」
…俺はスーパージャンプで、誰にもつけられないように帰った。
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あんもロイド#エンペラー推し - うぉうほぉ!!最高だぜえええええええええ!! (1月17日 11時) (レス) @page21 id: 2591457723 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - こむさん» コメントありがとうございます〜!スプラ3と小説の今後については日記で書いてあるので、そちらならコメ欄で自由に分かち合って結構ですよ!笑(*´ω`*)私もめっちゃ嬉しいです! (2021年2月18日 19時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - スプラトゥーン3が出たんですって?!やばくないですか?!この思いを分かち合いたいんですけど迷惑だったらごめんなさい!小説も大好きです!ありがとうございました! (2021年2月18日 19時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
餡子溜り(プロフ) - こむさん» できてるよー (2021年2月1日 20時) (レス) id: 54ff2b9586 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - 餡子溜りさん» ありがとうございます…レスって出来てますかね?なにせ、始めたばかりなもので… (2021年2月1日 20時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いなり | 作成日時:2019年10月27日 18時