◆Valentine's Day (for Black.ver) ページ22
※バレンタイン企画2本だて「ブラックに渡す」場合。
オチが適当でクォリティ低めですがお楽しみいただければ幸いです。
***
今年のバレンタインは、ブラックに心のこもったチョコレートを。
そんな思いから私は、持ってきたチョコレートの箱を手に、今日もブラックが編集しながら待ってるであろう自室のドアを開いた。
……が次の瞬間、私はその光景に目を疑った。
「な、なんじゃこりゃ〜！」
「大きな声出さないでください、オレちゃん今大事な編集が…」
部屋を埋め尽くす、プレゼントの山、山、山…！
大小さまざまなプレゼントの箱には、みな「ブラックさんへ」と書かれたメッセージカードが添えられている。
「足の踏み場もない…、ブラック、このプレゼント何？」
「カカカ、視聴者からオレちゃんへの熱〜い思いのこもったプレゼントです♪毎年この時期は特に多くて。」
ブラックは作業をしていたノートパソコンをぱたん、と閉じるとプレゼントの山を物色し始めた。
「……困るんですよねぇ、こういうの。」
「え？」
ブラックは呆れたように笑った。
「気持ちはありがたいんですが…、この量にはさすがのオレちゃんもうんざりです。」
特にこういうガチなラブレターはもう…、とプレゼントの一つに添えられていた手紙をポイッとゴミ箱へ放る。
(あ……。)
それを見て、私の胸が急に、苦しくなった。
そうだ、彼は魔界でも有名なトップyoutuber。ファンなんて腐るほどいるし、女性ファンからモテモテなのは間違いない。
そんな彼にとって、きっと自分へのプレゼントは嬉しい反面、どこか拒否したくなる、ありがた迷惑以外の何者でもないのだろう。
では、ここで私がチョコの箱を渡したら？
…きっと、ゴミに捨てられてしまったラブレターと同じように、煙たがられ、軽蔑されるだろう。
私は、ブラックの近くにいるとはいえそれを除けば、何千、何万といるブラックのファンの一人にすぎないのだから。
「……っ。」
私は持っていた箱を、ブラックに気づかれないように背中の後ろに隠した。
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イエイ - ぎゃああああああああああああ！！？？いい作品すぎるー!?続きが待ちきれないぜ☆←落ち着け (9月12日 21時) (
レス) @page43 id: 3b9832ac3e (このIDを非表示/違反報告)
おむすび - 個人的に余裕全開の先輩ブラックがうぶな後輩夢魔主を抱く(？)話しが好きです。(いいぞブラックもっとやれ) (2023年4月2日 7時) (レス) id: ef589f12bf (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - かりりんさん» コメントありがとうございます♪ぜひぜひ、気長にお待ちください (2022年6月20日 13時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
かりりん - 続き楽しみです❗️ (2022年6月17日 18時) (レス) id: 2cbb035564 (このIDを非表示/違反報告)
かりりん - こうゆう作品探してました。 (2022年6月16日 22時) (レス) @page38 id: 2cbb035564 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作者ホームページ：Twitter → @inary_2055
作成日時：2020年12月25日 22時
