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「もう片っぽか…。」
そう言うと、ライダー看守は考えるように私の顔を覗き込む。
そして、
「無理だな。」
といってニヤリと笑った。
「えっ…」
てっきり上手く行くと思い込んでいた私は、予想外の答えに拍子抜けしてしまう。
「言ったろう？追加報酬は ”カラダ” で、てな。」
意味は…分かるよな？と私の目を見る。
「そ、そんな…！」
「あいにく、金には困ってなくてな。」
「…っ。」
囚人服の裾をギュッと握り、目の前にいるこの男のずる賢さに反吐が出そうになる。
「…まあ、お前が嫌なら話はナシってことでいいぜ。この情報も欲しくねぇみたいだし。」
残念だ、とわざとらしく首を振った彼は手帳をポケットに戻し、くるりと背を向けて歩き出す。
「ま、待って……！！」
「ん？」
慌てて鉄格子の隙間から遠のいていこうとするライダー看守を引き止める。
「……った。」
「あ？聞こえねぇ。」
「わかったって……言ってるの。」
落ち着いた声色で私が言うと、ライダー看守は一瞬目を見開いたあとニイッと不敵な笑みを浮かべた。
「へぇ……そいつぁ、どう言う意味だ…？」
「……っ。…ら、ライダー看守に……その、…体で…。」
「ふーん。」
………酷く屈辱的な…何に対してか分からない敗北感に唇をかんだ私とは対照的に、
目の前の男は勝ち誇ったような、上機嫌な様子で私を見下していた……。
__________to be continued___________
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Ｓ４大好き - 楽しみです。がんばってください。 (2021年6月23日 16時) (
レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - Ｓ４大好きさん» コメントありがとうございます(*^^*)こちらの作品はまだ完結しませんが、完結したらまた新しくコロイカ作品を書く予定です。 (2021年6月22日 19時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ４大好き - NEWの作品を書いて下さり、ありがとうございます。さすがです。また新しい作品をがんばって書いてください。応援してます。 (2021年6月22日 7時) (レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ４大好き - ありがとうございます。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - Ｓ４大好きさん» コメントありがとうございます！遅くなるとおもいますが、頑張って続きを執筆中ですのでもうしばらくお待ちください！！ (2021年6月16日 18時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作者ホームページ：何かあれば作者のTwitterまで ＠inary_2055
作成日時：2020年9月28日 22時
