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そのあとも、何かめぼしい情報はないかパラパラとページをめくっていると、
「…あ。」
とあるページから一枚の写真がひらりと落ちた。
(……写真？ライダー看守と、ボーイが二人…。)
拾い上げた少し古びた写真にはライダー看守を含む3人のボーイが写っている。
3人とも看守服を着ていて、特に真ん中に写る青色のボーイは満面の笑みを浮かべている。
(…誰だろう、同僚かな？)
……そうは思ったものの、なんだか人の思い出を勝手にのぞいてるような気がして、さっと元の場所に戻した。そして、その下にあったライダー看守のプロフィールに気づく。
(ライダー看守の…プロフィール？)
相変わらず目つきの悪い写真の横には彼の身元の情報が記載されていた。
本物の警察であることを示す身分証明書、みたいなものだ。
(……名前、ライダー。誕生日……、血液型……。)
思わずそのページに注意をひかれ、本来の目的を一瞬忘れてしまう。
…看守だからって信用できない。
何か役に立つような情報はないか、順を追って調べていると…
「時間切れだ。」
「あ…！」
いつの間にか後ろから覗いていたライダー看守に手帳を取り上げられてしまった。
「俺の個人情報なんか必要ねぇだろ？余計な真似すんな。」
そう言って、さっさと手帳をポケットにしまってしまう。
「おら…そろそろ夜明けだ。他の看守が来ねぇうちに戻るぞ。」
「えっ…、で、でも…ひゃっ！？」
私が渋っていると、関係ないとでもいうように彼が私のことを抱え上げた。
(……お、お姫様だっこぉ？！)
「……あー、シてるときも思ってたけど…お前案外重いな。腰痛ぇ。」
「う、うるさい…！！///」
「フン、まぁもっと情報が欲しいなら言えよ。夜ならいつでも相手してやるぜ。……今度はもっと激しく、な。」
また手帳をちらちらと見せられ、私は唇を噛み締めた。
「……嫌なヒト。」
「どうとでも言え、アバズレ変態女。」
「な……！！///」
画して、私の称号には”変態”が新たに追加されたのであった……。
……しかし、私たちは気づかなかったのだ。
二人しかいないはずの廊下で、私たちの姿を目撃していた一人の看守の存在を………。
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Ｓ４大好き - 楽しみです。がんばってください。 (2021年6月23日 16時) (
レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - Ｓ４大好きさん» コメントありがとうございます(*^^*)こちらの作品はまだ完結しませんが、完結したらまた新しくコロイカ作品を書く予定です。 (2021年6月22日 19時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ４大好き - NEWの作品を書いて下さり、ありがとうございます。さすがです。また新しい作品をがんばって書いてください。応援してます。 (2021年6月22日 7時) (レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ４大好き - ありがとうございます。 (2021年6月17日 14時) (レス) id: fbf856d4c5 (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - Ｓ４大好きさん» コメントありがとうございます！遅くなるとおもいますが、頑張って続きを執筆中ですのでもうしばらくお待ちください！！ (2021年6月16日 18時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作者ホームページ：何かあれば作者のTwitterまで ＠inary_2055
作成日時：2020年9月28日 22時
