続き2 ページ9
「ね、ね？似合ってるかな？イカす？」
「あ、ああ。とても似合っている、可愛いな。……って、違う！き、貴様！それで出掛ける気か？！」
顔を真っ赤にしたアーミーが口をパクパクさせながら、私の胸元を指差して言った。
「んえ？当たり前じゃん。」
「なっ？！む、胸が開いているではないか！せ、背中も！」
「えぇ？」
アーミーに言われて、私はもう一度自分の姿を確認してみる。
…確かに、いつもよりちょっとだけ、ちょっとだけ露出の多い服だけど…、別にこれぐらい結構いるし。てか、これがセクシーで可愛いんじゃん？？
「と、とにかく！そんな破廉恥な格好で外に出るなんて許さんぞ！すぐに着替えてこい！」
「えー！アーミーのケチ！どケチ！」
腹が立った私はぷくーっと頬を膨らませて言った。
「ケチもどケチもカレーもない！大体、そんなふしだらな格好、他の男に見られたら…」
「それはアーミーがすけべなだけですー！やだっ！絶対着ていく！」
せっかく褒めてもらえると思ったのに！
まさかのきっかけから私たちの口論は始まり、すぐにヒートアップした。
「アーミーのバカ！大っ嫌い！」
「！な、何を貴様！」
「あっ…！」
ギャンギャン ガミガミとお互いに言い合う中、私の言葉に堪忍袋の緒が切れたアーミーは。声をあらげて私をソファへと押し倒した。
「ちょっ、何すんの！」
「そこまで言うのなら…」
そう言って、アーミーが私の首に顔をうずめると、ピリリとした痛みが首筋に走った。
「んいっ…！」
「……。」
首の一番弱いところに、歯を立てられる。
…しばらくして、アーミーが顔を上げると私の首には、甘い赤い跡が残っていた。
「あっ…。」
「虫よけだ。どうしてもそれを着ていくと言うならば、ワガハイの印をちゃんとつけておかないとな。」
名残惜しそうに跡を撫でながら、彼は言った。
「ば、…バカ…。」
「なんとでも言え。ワガハイの恋人は自分の可愛さに些か気付いていないようだからな。」
勝ち誇ったようにクスッと笑う彼に、私は思わず顔を赤くした。
……あ、あと、ちなみにハロウィンデートには、アーミーの着ているF-29を羽織らせてもらって、予定外の彼シャツでいくことになった。まぁ、こんなのもアリかな…♪
END
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いなり(プロフ) - カービィさん» こんなに古い作品にコメントしてくださり感謝しかありません！リクエスト、遅くなるかもしれませんが検討しますね(^^)コメントありがとうございます。 (9月19日 12時) (
レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
カービィ - リクエストです。できればタレサンくんのお話が読みたいです！ (8月15日 15時) (レス) id: ff8fbaf575 (このIDを非表示/違反報告)
こむ(プロフ) - お願いします！好きです！更新頑張ってください！ (2021年1月31日 12時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)
七夏(プロフ) - はい!!!無理せず頑張ってください! (2020年12月25日 15時) (レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
いなり(プロフ) - 七夏さん» コメントありがとうございます！リクエスト承りました！久しぶりのリクなので張り切って書きますね(´・∀・｀) (2020年12月25日 11時) (レス) id: 44292e34f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いなり | 作成日時：2020年9月12日 19時
