12話 天才の見解 ページ14
「さて、立香ちゃん。今回滅多に工房から出ないダヴィンチちゃんが君を呼び出したのには理由がある。」
ダヴィンチちゃんが椅子を勧め、私はそれに座る。
午前2時、草木も眠る丑三つ時？だったと思う多分。
その日のメディカルチェックで、私はドクターからダヴィンチちゃんがこの時間に読んでいるという伝言を貰った。
ただし、そこには守るべきことが3つ。
1つ、他のサーヴァントに漏らさないこと。
2つ、一人で来ること。
3つ、島原のアヴェンジャーさんに見つからないようにすること。
あのダヴィンチちゃんがこの条件を指定するということはとても大切なことのはず、というわけでロビンフッドに宝具を使用してもらいここまで来たのだった(ちなみに彼は霊体化して外で待機中だ)
「うん、それは一体？」
「まぁ、君も薄々感づいてるよね？勿論新しく召喚に応じた謎の和風美少女で口調は割りと男っぽいという芸術家魂の刺激される上にアヴェンジャークラスという中々珍しい日本のサーヴァントで、黒髭め今季最注目のリアル萌サーヴァントと言い始めた」
「ダヴィンチちゃん、本題。」
「おっと失礼。真名を喋らない彼女、島原のアヴェンジャーちゃんのことだ。」
随分と長いダヴィンチちゃんの趣味が混み混みの紹介だったがおいておいて。
やはりか、と思っていた。薄々どころかそれ以外に理由が思いつかないほどに。
「何らかの形で関わっているであろう彼の逃亡も大きいね。
王様たちに力を借りてもいいけれど霊体化しているサーヴァントに物理は令呪以外効かないし、けれど令呪を使用してまで解決するほどでもない。というかその令呪はもしものために取っておかないと、また島原のアヴェンジャーちゃんに宝具を打たれるから大事にしてね？」
「はーい。」
右手を上げて答える。現在の令呪は3角、全快だ。令呪は持っていれば持っているほどいいし、できることも広がる。現状、天草を令呪を使用してまで探そうと私は思っていない。
「そこで本題に入ろう。サーヴァントは英雄や世界的に有名な人物、物などが具現化したものだ。その前提は分かるよね？」
「うん。」
「よろしい。そしてここで問題が発生した。」
ダヴィンチちゃんは電子機器や本などを取り出して、何かを探す。
「えっと・・・」
「この通り。」
そしてダウィンチちゃんは苦笑いしながら言った。
「文献やシバを使ってみても、彼女は英霊になれるほど有名でもなければ特別でもないんだよ。」
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コッペリア - renaさん» ありがとうございます。一気よみ、割と時間がかかるのに読んでくださって本当にありがたいです。続編でもよろしくお願いします。 (2018年3月25日 12時) (
レス) id: afa478f1da (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - Mさん» なかなか更新できなくて申し訳ありません…そろそろ続編ですのでそちらの方もよろしくお願いします。 (2018年3月25日 12時) (レス) id: afa478f1da (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - あっぷるさん» ありがとうございます。続編が完結して余ったページで作る予定なのでちょっと時間がかかりますがよろしくお願いします。 (2018年3月25日 12時) (レス) id: afa478f1da (このIDを非表示/違反報告)
rena(プロフ) - とても面白くて一気に読ませていただきました！更新楽しみに待ってます！ (2018年3月24日 23時) (レス) id: 8104f6caff (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 天草と夢主ちゃんがとても好きです^^*続き楽しみにしています。更新頑張ってください！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: bf7dfd3d5f (このIDを非表示/違反報告)
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