桜の木が、なくなる前に… (ページ3)

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教頭：「新入生代表の挨拶。１年、藤ヶ谷太輔。」

太輔：「はい。」

俺は、ステージに上った。

太輔：「桜の花々も咲き乱れ、まるで僕達の新しい門出を祝ってくれているかのような日となりました・・・・・・・」

ようやく、入学式が終わり放課後になった。

宏光：「お疲れ様＾＾」

智久：「カッコよかったぜ！太輔！」

太輔：「あっ。」

宏光：「どうした？」

太輔：「山下の一目惚れした子。」

宏光：「マジか！どこ？！どこ？！」

太輔：「あそこの木の陰で、男と居るけど・・・。」

智久：「…。」

宏光：「もうちょっと、近くに行って聞いてみようぜ。」

俺はいいって断ったんだけど
無理やり、連れていかれた。

？：「あの、俺と。付き合って下さい！」

？：「ごめんなさい、私。今は、勉強に集中したいので…。」

？：「そっか、またね。桜木さん＾＾」

桜木：「はい。」

宏光：「(桜木ちゃんだって。)」

桜木：「誰か、いるんですか？」

智久：「あの、盗み聞きしてごめんなさい！」

桜木：「あっ！あの時の。あの時は、すいません。」

智久：「いえっ、大丈夫です。あの、名前聞いてもいいですか？」

桜木：「桜木Aです＾＾あなたは？」

智久：「山下智久です！」

A：「隣の方達の名前、聞いてもいいですか？」

宏光：「俺は２年の、北山宏光＾＾」

太輔：「藤ヶ谷太輔。」

A「これから、宜しくお願いします＾＾」

智久：「///////」

宏光：「あのさ、桜ちゃんは恋人とかいるの？」

A：「桜ちゃんって、私の事ですか？」

宏光：「うん＾＾」

A：「いませんよ＾＾今まで、誰とも付き合った事がありません。」

智久：「Aちゃんは、好きな人とかいるの？」

A：「いませんよ＾＾」

安心している、山下。

智久：「あの、明日から一緒に登校しない？」

A：「いいんですか？」

智久：「もちろん＾＾この２人もいるけど。いい？」

A：「お願いします＾＾」

智久：「あのさ、連絡先。聞いてもいい？」

A：「はい＾＾」

何で、俺も交換しなきゃいけないんだよ…。

智久：「じゃあ、また連絡するね＾＾」

A：「はい＾＾」