Eight 二度見美人？ ページ9
チュン…チュン
『うんん…今日はいい天気だ！』
絶好の遊園地日和で、朝からもすもすとご飯を食べる。
そういえば…なんだか食べる量が減ったような。
『ダイエットのおかげかな。ふふ』
「何笑ってんだ、気持ち悪ィ」
『うるっせぇデブ！！』
私の隣で、10倍の量を食べるボス豚に一括。
…あ、ちょっとストレートに言いすぎた。
ごめんミルキ。
『ごちそうさまでした！』
「おい、A
もういいのか？」
『うん、お腹いっぱいです！』
ぱん、と手を合わせた私に、シルバさんが声かける。
何気に、優しくて常識人だから一番安心できる人。
「おーい、A！」
『はぁーいー！』
とりあえず、キルアに呼ばれたみたいなので
小走りで部屋へと向かった。
「―…忘れ物ないか？」
『というか持っていくもの何もない』
「よし、行ってこい！」
『うす！』
広い玄関の、大きな鏡を見て最終確認をする。
…本当に、この服入ったんだなぁ。
心無しか、足もお腹も細くなったような？
細いと、少しだけ身長高く見えるなぁ、嬉しい。
『ふんふんふふーん…』
そんな事を思って、ゾル家を出た。
…すると、丁度いいタイミングで、前からイルミが帰ってきた。
手を振ろうと、笑顔になると、私を見て固まる。
『イルミ？』
「……！」
心配で名前を呼ぶと、停止していた体がまた動き出して。
私を見て一言も発さずに素通りされた。
『…！？ 何、あれ…嫌われた？』
……しょうがない。
今は、誤解を解くよりヒソカとの待ち合わせの方が大切だ。
――それにしても、今日は随分……暑いなぁ。
「＿＿キルア」
「うおっ！ 兄貴！！」
いきなり帰ってきたイルミ。
無表情な顔からは、何も読み取れず。
「今の女の子…誰？」
「…は？」
「俺の名前知ってたんだけど、どういう事？
キルアの友達なの？」
「いや、友達も何も、あいつは…
Aじゃねぇか？」
「……は？」
当たり前みたいに言ってのけるキルア。
無表情の顔が崩れた。
大きく目を開き、素っ頓狂な声を出す。
―…あいつが、A？
あんなに、痩せてたか？
あんな笑顔をしてたか？
あんなに――…
**************
(かわい、かったか…？)
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
