Final これからもずっと ページ49
『ん……』
明るい光にふと目がさめる。
目を開ければ、天窓から光の柱が差し込んでいた。
すると、もぞりと隣でベッドシーツが動く。
見れば、気持ちよさそうにヒソカが寝ていた。
『あー…かっこいい〜…ッ痛！？』
朝から珍しいものを見れて嬉しくなって
トイレに行こうと起き上がれば腰に鈍痛。
『ま、いっか』
でも、私の事で真剣になってたヒソカを思い出して、どうでもいいと思えた。
ずきずき痛む腰。それすらも幸せに思えて、すやすや眠る、天使みたいな寝顔に抱き付いた。
「なに……朝から積極的だね」
『起きてたの！』
「今ね」
『あ、そう？』
「ちょっと…どこ行くの？」
『トイレ』
「どこも行かないで」
ヒソカも起きた所だし、改めてトイレに行こうとすれば、後ろから腰を引っ張られて。
声を上げる前に、私はまたベッドの中にいた。
『ヒソカも…朝から、また当たってますけど』
「気のせいじゃない？」
『あ、え…？ ちょっと待って、服は？』
「今気付いたの？」
2人とも、気付けば丸裸だった。
でもそんな事気にしてないみたいに
ヒソカはさらに密着してくる。
「ん〜…もっとくっついて」
『もうこれ以上くっつけないよ』
「えー？ 全然胸の膨らみを感じない…」
『貧乳だからだ。…ってうるさいわ』
1人で馬鹿してると、頭上でヒソカの笑い声。
何だか幸せすぎて、頭がくらくらした。
「ねぇ、A」
『んー？』
「ここに住まない？」
『………えっ？』
驚いて上を見れば、とっても嬉しそうな顔。
それもたまらなくて、目を逸らした。
「というか、もうゾル家に言っちゃったし
荷物も届くだろうし」
『………え？ え、…え！？
勝手にしちゃったの！？』
「ボクもう、待ちきれなくなっちゃってさ
だから……一緒に、住もう」
真剣な顔に、やられた。
どんな言葉よりも刺さった愛の言葉。
プロポーズみたいに聞こえて、何だか震えた。
――返事はもちろん。
『………はいっ！！』
元気良く抱きつけば、ヒソカも嬉しそうに抱きしめてくれた。
勢いあまって押し倒す。そして2人で笑いあう。
―…そんな、午前8時。
「じゃあ……改めて
これからもよろしく」
よろしくね、私の大好きな人。
＿＿＿＿E N D＿＿＿＿
あとがき※読んでくださると嬉しいです→←Fortyseven …初夜……
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
