Third 笑顔と共に ページ4
「会いたかったよ、A◆」
『いきなりどーしたの？』
なんやかんやで、ヒソカの部屋で
一緒にぽりぽりお菓子をつまんでいる。
せっかく何かあるかと期待したけど、
結局いつもと変わらない状態だった。
「実はさ、ボクの仕事を手伝ってほしいんだ♠」
『なんの仕事よ』
「これ♥」
ピラ、と一枚のチラシの前に持ってくる。
“カップル限定！ ヒエヒエ迷宮をくぐりぬけろ！”
…何とも言い難いネーミングセンスと
明らかにおかしいこのチラシ
『いや、これ依頼っておかしいだろ。
何ですか？ 私の事馬鹿にしてます？
というかカップルって何だよ、カップルですか？私たちって。お断りします』
「いいじゃないか、久し振りに会ったんだから◆」
『良くない！ 色々と突っ込む事がある！』
そもそもこんな事、ヒソカはどうして私なんかに頼むんだ。
私よりもずっと適役が居るはずでしょ。
例えばイルミ(女装)とかイルミ(通常)とか。
「ねぇ……ダメかい？♥」
『いや、その顔私に効かないから』
うるんとした目で私の事を見てくるヒソカ。
それと同時にお菓子の手を止められた為
机の下でヒソカの足を軽く蹴って目を逸らす。
というかこの歳でうるんとかしばいたろか。
年齢不詳だとか言ってるけどもうアラサーだろ
「A…今可笑しなこと考えてるでしょ◆」
『いや、別に』
「ボクには分かるよ◆
Aの事なんてお見通しだからね♧」
『うわ、鳥肌立ったやばい』
どうやら私の考えてる事が分かったようで、
尖った爪先で私と同じように足を蹴って見せた。
『痛ッ、それ凶器だよ』
「あぁ、だって中にナイフを、」
『お巡りさんんん！！』
「冗談だよ♧」
私の反応が余程面白かったのか
口に手を当てて眉を下げる。
くく、と漏れ出る声は本当に楽しそう。
「あーあ、おっかしい…♥」
『いつまで笑ってんのよ』
…かくいう私も、いつまでも笑っている
ヒソカに釣られて笑いがこみ上げてきた
あ、ヒソカって爆笑すると目尻下がるんだ
いつもと違うヒソカを、格好良いと思ってみたりして。
「…あ、また今もなんか考えてるでしょ♠」
『いーえ？ 別に？』
「このヒソカ君に教えなさい◆」
こんな気持ち、絶対言ってやるもんですか。
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
