Eighteen お返事ください ページ19
ぎぎぎ、と自分の首から音がしそうな振り向き方をする、
…と、当然のように窓枠にもたれかかって座るヒソカ。
『……なに。これ？』
「ん？ Aの食料だよ♥」
『あんたが送ってきたの？』
「そうだよ、」
『お前か糞ピエロぉぉぉ！』
「おっと♠」
平然と言ってのけた奴に向かって殴りかかる。
クク、じゃねぇわ。笑ってんなよ。
「君のしていたダイエットは健康的じゃなかった♧
ボクがこれから健康的に体を戻して行ってあげるからね◆」
『いや、戻すなんてしなくても別に、』
「ん？ なに？♧」
『……いえ、何も』
決定的な圧を押されて何も言えなくなる。
そしていつの間にやらべりべりと肉の袋を開けている目の前の男。
普通にくつろいでるのに違和感がないのが面白い。
「はい、お食べ◆」
『ねぇ、もしかしてこれ全部食べさせる気？』
切ったサイコロステーキを皿に盛られて笑顔で渡される。
聞けば当然のようにうん、と頷かれた。
ぐさ、とフォークに刺さった美味しそうなステーキ肉。
差し出されてぱく、と食べればじゅわ、と美味しさが広がった。
『ん、おいひ……何笑ってんの』
「いやァ…Aにあーんが出来て嬉しいな◆」
『え、シンプルにうざい…』
「そんな目で見ないでくれよ♥」
そんなこんなで2つのステーキを食べきり。
300グラム食べた所で、一旦休憩に入る。
『ふぅー食った食った』
「次は1時間後に同じ量食べてもらうからね♠」
『え"ッ……鬼でしょ』
「クク…鬼で結構♥」
一体全体私に構って何が楽しいのやら。
目の前で片膝を立てて座るヒソカを見つめる。
…あ、目が合っ……。
「ねェ……この前の返事、聞かせてよ◆」
『……んぇ？』
いきなり、真剣な顔して言うもんだから凄い声が出た。
そんなの気にしてないみたいにヒソカは続ける。
「ボクと……付き合って？♥」
『や、それは、あの、』
「待って、と逃げるのはナシだよ♧
さ、答えて◆」
『……っ』
…A、ピンチです。
Nineteen こくはく、リターン→←Seventeen 突然来た配達お兄さん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
