Fortythree 本当のきもちに嘘をつき ページ44
「はぁ！？ じゃあ、お前ら付き合ったのか！？」
『いやっ、付き合ったとかじゃな、』
「そうだよ」
『イルミっ！』
旅団にて。
イルミに連れて来られて何かと思えば、突然の報告。
クロロが驚いた顔を見せたから、私も全力で否定。
「て事で、よろしく」
『……何がよろしくなのよ』
「じゃお前、ヒソカはどうしたんだよ？」
『……あいつはいいんだよ
最初から相手にされてなかったんだし』
…すると、誰かにいきなり腕を掴まれる。
ゴツゴツした男の人の手。
目の前に見えたのは、黒いコート。
「おいイルミ、ちょっとコイツ借りるぞ」
「は？ ちょっと…」
「ゆっくりしとけよ」
＊
―…反論する暇も与えず、連れて来られたのはクロロの部屋。
何だかその顔は、……怒って、る？
「…ヒソカが、お前を遊びだって？」
『……だって、浮気されてたんだも、』
「ヒソカがお前の事遊びだって、いつ聞いたよ？
いつ…浮気した、って聞いた？ 見放された？
お前がヒソカの家に行って…ヒソカは、嫌な顔でもしたのか？」
『……っ』
――ボクに、会いに来てくれたんだよね？
嬉しそうなヒソカの顔。
――もう、……知らないっ
傷付いたヒソカの顔。
覚えてる。全部、全部、思い出が消えない。
遊園地、ショッピング、海、花火大会…。
優しくしてくれた。好きだって言ってくれた。
抱きしめてくれた。何度もキスをした。
―…だけどね。
『もう…ヒソカの側に居たくないの』
「……なら…お前はイルミに逃げたんだな」
『…っ違うよ！ 私は、イルミの事が…！』
「好きなのか？」
………す、き……？
私の、好きな人は、イルミ？
「今、思い浮かぶのが…答えなんじゃないのか」
『――……』
―…どうして、真っ先に出てくるのは赤なの？
そんな筈ない。もうあいつの事は信じてないの。
『――私は、イルミが好きだよ』
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
