未成年の主張 ページ49
外に出るとホークスとエンデヴァーと焦凍くんがいた。
私に気付いた焦凍くんが駆け寄ってくる。
「緑谷は」
「もう大丈夫、お茶子ちゃんのおかげで」
「そうか、良かった」
すぐに今まで通りの生活には戻れなくても出久はもう大丈夫で安心して前に進めるはずなのに。
私の中に芽生えた自分への不信感が私の足を止める。
正義のヒーローは皆の味方で誰に対しても優しく平等に人々を愛して平和のために悪と戦う存在。
「…緑谷の側に居なくていいのか？」
「うん、今は私の出番じゃない」
それと比べて私はどうだろう。
残念ながら皆に平等に優しい心は持ち合わせてない。
きっと出久を責めた人たちには優しくできない。
「A、元気ねぇのか」
「え？めちゃくちゃ元気だよ〜！出久のことも安心したし」
焦凍くんに笑顔を向けると近付いてきたホークスが私の頭に手を置いた。
「元気そうには見えないけど？」
「…それはホークスが連絡無視したから」
会って気持ちを確かめたい。
でもこの悩みは誰にも言えない。
今この状況がどれだけ大変なことか分かってるから。
「ごめん、本当は返したかったよ」
「分かってるよ」
ヒーローになりたいのか分からなくなったって、ヒーローに向いてなくたって…だからって戦うのは辞めない。
「A」
ホークスが名前を呼んで腕を広げた。
隣にいた焦凍くんの腕を引いてホークスの腕の中に飛び込む。
「お」
「はは、なにこれ」
「イケメン2人に挟まれて私得！」
もう大事な人を失いたくない。
大事な人を守るためならなんだって出来る。
誰もひとりで戦わせたりしない。
その気持ちは変わらない。
「何をしている…」
「エンデヴァーさんも来ます？」
「いや、ホークス…それは…」
焦凍くんがちょっと焦り始めると雄英のドアが開いた。
エクトプラズム先生が出てきて一瞬不思議そうな顔をする。
「…聞イテイタカイ？
ウラビティノ演説
入ッテ…見タ方ガイイ
大丈夫ダ
少ナクトモ今ハ」
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ちらす(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます♡コメントいただくともっと更新するのが楽しくなるのですごく嬉しいです(^^) (11月10日 1時) (
レス) id: 76c578a8dc (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 本当に大好きな作品で今までコメントはしない勢だったんですが思わずしてしまいました♡これからも更新たのしみにしております♡ (11月9日 21時) (レス) @page13 id: 7a3da2a4c7 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» いつもありがとうございます♡今までで一番早く続編に移行しました(笑)楽しんでいただけるようがんばります！ (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» ありがとうございます♡楽しくてすぐにお話がいっぱいになっちゃいます…(笑)絶対に完結まで続けますのでこれからもよろしくお願いします(^^) (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 続編おめでとうございます！8章？なのか？が始まったのが昨日のことのように感じる、、、これからも更新頑張ってください！ (10月31日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月31日 13時
