友だち ページ30
自分のベットに寝転がってもなかなか眠れない。
モゾモゾと何度も体勢を変えるのにも飽きて起き上がった。
「外でよ」
ボソッと呟いて窓を開けた。
羽を出して外に出る。
うん、ちゃんと飛べる。
月がすごく綺麗で吸い込まれそう。
「月…そっか」
もしかしたら…でしかないけど。
夜に外に出ると"個性"の調子が良くなるのは"月の光"が関係してるのかもしれない。
ただ外に出るんじゃなくて、月の光を浴びるの。
全身が月の光を求めてる。
屋根の上に座ってしばらく月を眺めた。
「…ここで寝たら落ちるかも」
そしたら皆に心配かけちゃう。
でもまだ全然眠くはないので中庭に降りて月を眺めることにした。
中庭のど真ん中に座って上を見上げた。
「風邪、引くぞ」
ドアの方から声が聞こえて振り向くと焦凍くんがいた。
共有スペースの電気はついてないのに…水でも飲みに来てたのかな。
「大丈夫だよ」
「…そうか」
それだけ言って中に入って行った焦凍くん。
なんかいつもと様子が違う。
眠いのかな…
追いかけようかと思ったけどもう寝ちゃったかもしれないしやめた。
・
しばらく何も考えずにぼーっとしてるとドアの開く音が聞こえた。
「早よ寝ろつっただろ」
隣に座った爆豪くんがそう言う。
「眠くなくて」
「そーかよ」
「爆豪くんは？眠くないの？」
「おまえがここに来んの分かってて寝れるかよ」
爆豪くんにはお見通しだったわけね。
「また騒がれンぞ」
「それはやだなあ…帰ろっかな」
私が寝るまで爆豪くん寝なさそうだし。
立ち上がってドアの方へ歩く…開けっ放しじゃん。
そう言えば裸足だった。
「何か拭くもの…え」
足を使わないように中に入ろうと膝をつくと間近に綺麗な顔が見えた。
焦凍くんなんでここで寝てんの…
「ば、爆豪くん…」
「あ？俺が来た時からそこで寝てたわ、つーかなんで靴履いてねンだよ」
「部屋の窓から出たんだもん」
「汚ねえ、足洗え」
「お風呂場まで連れてってくんない？」
どうせ無理って言うんだろうけど。
匍匐前進しよう。
なんて思ってると舌打ちが聞こえて爆豪くんに俵担ぎ状態で持ち上げられた。
「ば…っ！？」
「早よ洗ってこい」
ぽいっと女子風呂へ投げられた。
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ちらす(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます♡コメントいただくともっと更新するのが楽しくなるのですごく嬉しいです(^^) (11月10日 1時) (
レス) id: 76c578a8dc (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 本当に大好きな作品で今までコメントはしない勢だったんですが思わずしてしまいました♡これからも更新たのしみにしております♡ (11月9日 21時) (レス) @page13 id: 7a3da2a4c7 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» いつもありがとうございます♡今までで一番早く続編に移行しました(笑)楽しんでいただけるようがんばります！ (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» ありがとうございます♡楽しくてすぐにお話がいっぱいになっちゃいます…(笑)絶対に完結まで続けますのでこれからもよろしくお願いします(^^) (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 続編おめでとうございます！8章？なのか？が始まったのが昨日のことのように感じる、、、これからも更新頑張ってください！ (10月31日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月31日 13時
