入院生活 ページ3
「ねえねえ、爆豪くん。先生のとこ行かない？」
テレビをつけても同じニュースばかり。
飽きてきたな…なんて思いながら爆豪くんの病室のテレビのチャンネルを変えた。
「ひとりで行けや」
「あ！！！」
「ンだよ！るせえな」
画面に映ったのはトップ3の会見。
今日だったんだ…そっかあ。
「…そりゃ、そうだよね」
エンデヴァーは自身の家族の悍ましい過去を滔々と語った。
ホークスはベストジーニストを殺害したのは潜入のための工作だと告発した。
そして、父親の件と敵を刺し殺したことを認めた。
「…たしかに、人を殺すのは良くないけど」
「生かしてたらもっと被害出ただろ」
ホークスに向けられる負の感情が画面越しでも伝わる。
落ち込んでる私を励ますように雑に頭を撫でた爆豪くん。
「あぁ…髪がぐちゃぐちゃ…」
「寝癖だらけだろ」
病院だからいいのよ。
母親が重傷を負ったという記者がエンデヴァーたちを怒鳴り始めた。
ヒーローとは残酷なものだ。
全員もれなく守り切らなきゃ責められる。
失われた命もたくさんあるけれど中にはヒーローが助けた命もあっただろうに。
そして雄英を始はじめとした広大な敷地と十分なセキュリティを持つヒーロー科の学校を指定避難所にするらしい。
『みんなで俺を見ていてくれ』
先を見るために。
「妖花、ここに居たか」
ドアが開く音がして振り向くと相澤先生がいた。
…車椅子で。
「…先生」
「ノックしろや」
「すまん、急ぎの話だ」
そう言われたので廊下にでた。
「落ち着いて聞いてくれ」
「はい」
「テネシティが消えた」
「え…？」
予想もしてなかったことに言葉を失う。
「混乱に乗じて逃げたか…或いは脳無や死柄木たちがテネシティを連れ去ったかだろう」
「そんな…」
「妖花には伝えておくべきだと判断したから伝えたが今は何も行動するな。だが、頭には入れておけ」
もう大丈夫だと油断してた。
いや、どちらにしてもこの結果は起きたんだろう。
…まだちゃんと知ることも出来てないのに。
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ちらす(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます♡コメントいただくともっと更新するのが楽しくなるのですごく嬉しいです(^^) (11月10日 1時) (
レス) id: 76c578a8dc (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 本当に大好きな作品で今までコメントはしない勢だったんですが思わずしてしまいました♡これからも更新たのしみにしております♡ (11月9日 21時) (レス) @page13 id: 7a3da2a4c7 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 頭おかしい人間8号さん» いつもありがとうございます♡今までで一番早く続編に移行しました(笑)楽しんでいただけるようがんばります！ (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» ありがとうございます♡楽しくてすぐにお話がいっぱいになっちゃいます…(笑)絶対に完結まで続けますのでこれからもよろしくお願いします(^^) (11月1日 1時) (レス) id: 673d919b26 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 続編おめでとうございます！8章？なのか？が始まったのが昨日のことのように感じる、、、これからも更新頑張ってください！ (10月31日 22時) (レス) id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月31日 13時
