むすめん。と1人の女の子 (ページ46)

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三十九話ページ46

フ「ねえ！皆！」

全-フ「ん？」

フ「Aちゃんと皆で踊りましょうよ！」

え！？私と皆さんで！？

あ「良いね！」

と「俺センター！」

ぜ「普通はAがセンターやから。でも俺も賛成や！」

ノ「やろう！！いつ撮る？いつ打ち上げ？」

気「俺もやりたいねんけどノックんの場合は打ち上げでお酒飲みたいだけやろ。」

二「俺、Aと踊ってみたい。」

野「俺も良いと思う。どう？リーダー。」

一斉にリーダーに目線が集まる。

どうやら悩んでいる様子。

やっぱり辞めた方が…

「自分はどうなの？自分の意見が相手の切り札になるんだよ。自分を大切にしなきゃ、

誰が最後まで大切にできるの？」

いつか聞いた言葉。

忘れてしまった、大切な誰かの言葉。

私、言わなきゃ。

「白服さん！」

白服さんの顔がこっちに向く。

「私、迷惑をかけてしまっています。それも普通ではあり得ないような迷惑を。

でも皆は受け入れてくれました。

そんな皆に恩返しをさせて欲しいんです！

踊ってみたを投稿して、知名度も上がってファンが増えて…

そしていつかは皆が中野サンプラザに行けるようにお手伝いさせていただきたいんです！

それに何より、

皆と踊ってみたい、もっと仲良くなりたいです。

お願いします！」

頭を下げる。

この気持ちは嘘じゃ無い。

白服さんは私を見つめた。

そして笑顔でこう言った。

「これからどんどん忙しくなっちゃうから、覚悟してね！」

それって…踊れるってこと？

「皆もハードになるけど、最高の物にしよう！」

む「はい！」

「まあ、Aという仲間もいるから、大丈夫！だよね？」

私を見ながら言う。

仲間。

「絶対に成功させて見ます！！」