１４９羽 ページ19
２セット目開始。
日向と影山のコンビも復活してコートにたった。
そして、一発目の速攻。
……だが、どうも合わなかったらしい。ボールはひなたを通り過ぎた。
このままミスで点が決まる――とそう思われたとき、澤村がそれを拾ってつないだ。
「大地さんナイス尻拭い！」
「そのいいかたやめろ！」
条善寺でもそのボールがつながれ、主将の金髪の男がそれを打った。
しかしそれさえも澤村は安定して影山につなげ、速攻を決めた。
「(澤村さんの安定したプレー、条善寺には適してるのかも)」
その後も安定して点を取り続ける烏野。
それに比べて、条善寺はサーブミス、連携のミスなど……焦っているのか、ミスを多発し、タイムアウトを取った。
・
・
「(おいおい……これ二セット目の半ばなのに……なにあの気迫。
ヤな予感するな……)」
数分後。
Aは自分の嫌な予感は当たるのだと痛感することになる。
条善寺のプレースタイルが変わったのだ。
タイムアウト前までは�牾擇靴�遊んでいた��
しかし……今のスタイルは�狎気靴�遊んでいる��
しっかり相手や味方を見て戦うようになったのだ。
……だがローテーションで日向が前衛にあがってきた。
「(ここで話せるかどうかが試合の勝敗を左右する……。)」
しかし条善寺もそれなりの対応を取った。
日向にはブロックノーマークでレシーブに回る……そんな策だ。
その策にまんまと引っかかり、条善寺に点を入れられる。
次、もう一本日向に上がった。
もう影山に頼ってばかりではない。
空中で戦うすべを見につけた。
開いているスペースを空中でしっかり探して、そこに打ち込んだ。
「(前とは違う)」
こうして点を重ねて、とうとう烏野のマッチポイントだ。
「さぁお前ら、思いっきり遊ぼうぜ！」
金髪の男がそう声をかける。
サーブを綺麗に拾って、四人同時に走り出す……シンクロ攻撃だ。
金髪の男――照島にあがったスパイク
バシッ！と音を立てて放たれたそのボールは―――
エンドラインの外側へついた。
ピッピーと笛がなって
「っしゃあ！！！」
烏野の完成が沸き起こった。
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もち - 初コメ失礼します。あの、セットポイントとマッチポイントの違いはご存知ですか？所々間違っています。凄腕マネという設定なら、そういうのはキチンとされた方が良いのでは…？ (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 9c382bbadc (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - 135話で、角川の長身選手の身長が１ヶ所だけ間違えて書いてあります。 (2019年8月24日 11時) (レス) id: 17d30bab42 (このIDを非表示/違反報告)
魂祐 - 黄金川が正しいです (2017年6月6日 11時) (レス) id: f41f51613c (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - 面白いです！155羽はどこに行ったんですか？ (2017年1月27日 23時) (レス) id: b2365399a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔 - 雪氷さん» 楽しみに……！ありがとうございます！光栄でござる(*´｀)← 好きと言ってもらえて嬉しいです！投票もコメントもありがとうございます！！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年8月4日 4時
