１４４羽 ページ14
翌日。
烏野は音駒高校にやって来て、また東京遠征のメンバーで練習していた。
「おっ久〜」
「久しぶり！」
「雪絵さん、かおりさん、お久しぶりです」
Aがマネージャーに挨拶をしていると、リエーフがやってきた。
「A！黒尾さんが練習の手伝い頼むーって！」
「あ、おっけー。じゃあ、失礼します」
微笑みながら軽く会釈して、Aはリエーフと一緒に歩いていった。
・
「あれ、月島見る専してるの？」
「……ちょっとね。」
「？……あぁ、黒尾さんね。凄いよね、あの人のブロックは。」
「……うん。」
「(タイミング、冷静さ、観察力、手の出し方、力のいれかた……凄くブロックに秀でてる。)」
「おいツッキー！いつまで見る専やってる」
「すみません。お邪魔します」
Aは月島がその場に置いたスクイズをベンチに運びながら、今までより生き生きとしたように見えるその背中を微笑みながら眺めた。
・
・
時はするする流れる。
今回の練習試合は短く、すぐ宮城に帰って皆それぞれ思い思いの練習をした。
日向と影山は速攻
山口や東峰はサーブ……と、皆着実に進化していった。
Aはその手伝いをしたり、青城に偵察兼マネージャーに行ったり、IHのときの青城のビデオと偵察で得た情報を照らし合わせたりしてそれぞれ進化しているところを重点的に見たりした。
一日、また一日と時間が流れて、十月に差し掛かった。
十月の上旬。また烏野は東京へ行った。
そこで音駒と試合をする。
――結果、２４対２６。
今まで数十点差をつけられていたとは思えない変わりっぷりだ。
「ゴミ捨て場の決戦、実現させよーぜ。Aちゃん」
片づけをしていると気に急に黒尾が後ろから話しかけてきて、握りこぶしを突き出した。
「……ええ、そうですね。
そのために、音駒も上がってきてくださいね。うちは絶対全国行くので」
「上等」
そういってAも握りこぶしを突き出して、お互いにそれをあわせた。
――そして、当日。
１０月２５日がやってきた。
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もち - 初コメ失礼します。あの、セットポイントとマッチポイントの違いはご存知ですか？所々間違っています。凄腕マネという設定なら、そういうのはキチンとされた方が良いのでは…？ (2020年8月9日 13時) (
レス) id: 9c382bbadc (このIDを非表示/違反報告)
美衣(プロフ) - 135話で、角川の長身選手の身長が１ヶ所だけ間違えて書いてあります。 (2019年8月24日 11時) (レス) id: 17d30bab42 (このIDを非表示/違反報告)
魂祐 - 黄金川が正しいです (2017年6月6日 11時) (レス) id: f41f51613c (このIDを非表示/違反報告)
rina(プロフ) - 面白いです！155羽はどこに行ったんですか？ (2017年1月27日 23時) (レス) id: b2365399a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔 - 雪氷さん» 楽しみに……！ありがとうございます！光栄でござる(*´｀)← 好きと言ってもらえて嬉しいです！投票もコメントもありがとうございます！！ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔
| 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2016年8月4日 4時
